新型ハイスピードカメラ
2024-09-09 10:15:40

超高速撮影を実現する新型ハイスピードカメラ『Pharsighted E9・100S / E9・80S』

最新鋭のハイスピードカメラ『Pharsighted E9・100S / E9・80S』を解析


株式会社フォトロンは、最先端技術を駆使した新しいハイスピードカメラ『Pharsighted E9・100S』と『E9・80S』の取り扱いを2024年9月9日から開始します。これらのカメラは、フル解像度で326,000 fps、分割解像度で最大2,720,000 fpsの驚異的な撮影速度が特長であり、特に材料や衝撃のテスト、爆発現象の可視化など、さまざまな研究分野でその威力を発揮します。

1. 高速撮影が可能な理由


一般的なハイスピードカメラは、高速撮影を行うと解像度が低下するという課題を抱えています。しかし、Pharsightedの裏面照射型CMOSセンサーを搭載することで、解像度を維持したまま、極めて高いフレームレートを達成しています。この技術革新により、研究者はよりクリアな映像を得ることができ、真に高画質なデータ解析が可能となりました。

2. ハイパフォーマンスを支える高感度センサー


E9・100SとE9・80Sは、モノクロISO160,000とカラーISO40,000という超高感度を誇ります。この感度の高さを活かすことで、短い露光時間で暗い環境下でも撮影が可能となり、さらなる高画質の画像を得ることができます。これまでは大型照明を使用したり、ノイズをかけて後処理を行うのが一般的でしたが、高感度センサーの搭載によって、より効率的な撮影が実現されました。

3. 大容量メモリによる安定したデータ保存


このカメラのもう一つの革新点は、大容量の内部メモリです。E9・100Sでは最大432GBのメモリを搭載しており、326,000 fpsでの撮影を4.6秒間行うことができます。このような大容量メモリを装備することで、数十万コマ以上の撮影を容易にし、外部機器からの制御に頼らずソフトウェアのみでの効率的な撮影が可能になります。これにより、トリガー合わせが非常に簡単になり、高速現象の撮影プロセスが一層スムーズになります。

4. 高速データ転送を支える外付けSSD


さらに、E9・100S / E9・80Sは、1.6TBの外付けSSDを標準で搭載しています。このSSDは非常に高速なデータ転送が可能で、カメラ内部のメモリから直接PCにデータを送ることができます。1.8GB/秒の転送速度は、ユーザビリティを大きく向上させ、撮影したデータの迅速な確認と分析が実現できるのです。

5. 研究や産業界での需要


近年、研究機関や企業の開発部門において、ハイスピードカメラの需要が急増しています。爆発現象や衝撃波、材料テストといった10μ秒以下の高速現象を高画質で可視化することが求められている今、Pharsighted社製カメラの導入はまさに時代のニーズに応えたものと言えるでしょう。従来のカメラでは難しかった条件での撮影においても、その性能を遺憾なく発揮します。

おわりに


ハイスピードカメラ『Pharsighted E9・100S / E9・80S』は、今後の研究・開発において重要なツールとなるでしょう。その高い性能と柔軟性は、様々な分野でのデータ収集や分析を変革する可能性を秘めています。詳細な情報はフォトロンの公式サイトをご覧ください。 Pharsighted製品ページ


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会社情報

会社名
株式会社フォトロン
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