SNSリア充疲れ
2016-03-11 17:00:02

SNSでの「リア充」疲れ、求められるのは「そこそこリア充」の現実

SNSでの「リア充」疲れ、その真相とは?



近年、SNSは私たちの日常に欠かせないコミュニケーションツールとなってきましたが、その一方で「SNS疲れ」に悩む人々も増えています。株式会社タイムカレントによる2023年の調査では、特にFacebookを利用する20代から40代の層が「リア充」投稿に対し疲れていることが明らかになりました。この調査には655名が回答し、その結果からは意外な心理も見えてきます。

調査の背景と目的



この調査は、SNS上でのコミュニケーションにおけるストレスの一因として注目されている「リア充投稿」に焦点を当てました。SNS利用者がどのように感じているのか、また自らも「リア充」投稿をしているかを探索することで、SNS利用の実態を知ることを目的としています。

リア充投稿に疲れている人々



調査結果によると、Facebookユーザーの43.7%が「Facebook疲れ」を感じたことがあると回答。その主な理由は「他人のリア充投稿にうんざり」とする声が40.2%に上りました。この結果は、他者との比較や自らの生活に対する満足度への影響が大きいことを示しています。

SNSに潜むストレス



「他人のリア充投稿」によるストレスは多くのユーザーが感じるもので、62.4%が「友達や知り合いのリア充投稿を見てイラっとしたことがある」と述べています。ここで挙げられる代表的な「盛り過ぎた」投稿には、友人の多さやセレブ感を強調した写真、はしゃいでいる様子など、アピールが強い内容が多く含まれます。

それでも「盛った」写真を投稿?



面白いことに、他人のリア充投稿にイラっとしながらも、自分自身も半数以上が「盛った」投稿を経験しているというのです。具体的には54.2%の人が過去に自分を良く見せるための写真をSNSにアップしたと回答し、平均して「2.8割盛り」の状態で投稿しているそうです。このような行動は、自己演出とSNS依存の複雑な関係を示しています。

心地良いリア充度とは



さらに、利用者にとって心地よい「リア充度合い」について尋ねたところ、最も多い回答は「そこそこリア充(リア充度50%)」というものでした。この結果は、多くの人が自らのリア充度において、多少の現実と自己演出のバランスを保ちたいと考えていることが伺えます。結局、ありのままの自分を見せることと、他人と比較されることへのプレッシャーが共存しているのです。

まとめ



この調査は、「リア充」としての自己表現がもたらす悩みやストレスと、実際にはその中庸が望まれているというパラドックスを炙り出しました。多くの人が感じるリア充疲れは、自己表現と他者評価の二重螺旋に苦しむ現代のSNS社会を反映しているのかもしれません。SNSの使い方を見直し、自分自身のリア充度についての考え方を再評価する機会としたいですね。

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会社名
株式会社タイムカレント
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