アスエネがAnyflowと連携し、効率的なCO2削減支援を強化

アスエネがAnyflowとのAPI連携を開始

アスエネ株式会社は、東京都港区に本社を置く企業で、CO2排出量の見える化と削減をサポートするクラウドサービス「ASUENE」を運営しています。最新の発表によると、アスエネはSaaS業界の一翼を担うAPI連携プラットフォーム「Anyflow」との連携を開始しました。この取り組みは、企業がCO2排出量を効果的に管理し、環境への影響を軽減するための大きな一歩となります。

連携の背景

環境への配慮が高まる中、企業は2050年までのカーボンニュートラルの達成を目指しています。その中で、CO2排出量の見える化と削減が急務となっています。国際サステナビリティ基準審議会（ISSB）では、2027年の3月期から東証プライム市場に上場する企業に対し、Scope1からScope3に関連する情報の開示が義務付けられることを発表しています。このため、多くの企業はCO2排出量データを収集・管理する業務が増加しており、その負担感が高まっています。

また、デジタル・トランスフォーメーション（DX）が進む中で、多くの企業はさまざまなSaaSを導入していますが、これらのデータを効率よく連携、運用するリソースが不足している状況です。特に大手企業では、データの管理とESG情報の開示に必要な情報を収集・管理するための効率的なインフラが求められています。アスエネは、これらの課題を解決するため、AnyflowとのAPI連携を強化しました。

Anyflowの連携効果

「ASUENE」は、AnyflowのAPI連携技術を利用することで、CO2排出量データの収集を迅速に行うことができます。この連携により、企業は複雑なデータ連携にかかる時間とコストを削減し、より効率的にサステナビリティ経営を進めることが可能になります。

具体的には、今回の連携により「勘定奉行クラウド」や「freee会計」などとのデータ統合が実現され、調達資材のデータも効率的に集めることができます。さらに、シンガポールの「ESGTech」との連携を通じて、CO2の見える化から報告書の作成までをシンプルに行うことができます。これにより、企業の業務が大幅に楽になることが期待されています。

アスエネのサステナビリティへの貢献

アスエネの「ASUENE」は、温室効果ガスの排出量を見える化するだけでなく、その削減に向けた取り組みを支援します。AI技術を駆使し、請求書をスキャンして自動でデータを収集することで、企業の業務負担を軽減。国際的な基準に基づいたデータの検証や報告支援も行っています。

これまでの取り組みをさらに進化させるため、アスエネは今後もAnyflowを活用して、さまざまな企業と連携し、脱炭素化を目指す活動を広げていく方針です。アスエネが提供するサービスを通じて、企業がグリーン経済に向けた一歩を踏み出すための支援を行います。