トヨタ車体、ダカールラリー2026に参戦
トヨタ車体株式会社(愛知県刈谷市)は、2026年1月3日から17日にかけてサウジアラビアで開催されるダカールラリーに参戦することを発表しました。ラリーチーム「TEAM LAND CRUISER TOYOTA AUTO BODY」(略称:TLC)は、ランドクルーザー300 GR SPORTをベースにした特別仕様のラリー車を2台用意し、過酷なレースに挑みます。
参戦車両とチーム編成
参戦する車両は、1号車(ゼッケンNo.501)にはドライバーの三浦昂、ナビゲーターにジャン・ミッシェル・ポラトが起用され、2号車(ゼッケンNo.503)にはドライバーのロナルド・バソ、ナビゲーターにジュリアン・メナールが搭乗します。さらに、フランス人メカニックを含む27名のチーム体制で臨みます。
新型ランドクルーザーの仕様は、ラリー専用の制御が施され、マニュアルモードでの運転が可能です。この車両は、信頼性と耐久性を追求し、ダカールラリーでの過酷な環境を克服するために設計されています。
ダカールラリー2026の概要
ダカールラリー2026は、15日間で約5,000kmの競技距離を持ち、サウジアラビアでの開催は今回で7回目となります。ハイライトとなる「48Hクロノステージ」が廃止され、代わりに2回のマラソンステージが用意されます。このステージは、メカニックのサポートを受けずに走行するもので、より一層の道のりと戦略が求められます。
サウジアラビア西海岸の都市ヤンブーをスタート・ゴールとし、計13のステージで構成される全体のルートは、各カテゴリーに合わせて特性化された難易度の高いコースが用意されています。トヨタ車体は新しい競技ルールに基づく「ストッククラス」にも対応した新型ラリー車で参戦し、連続優勝記録を「13」に伸ばすことを目指します。
パートナーシップとサポート
トヨタ車体は、「もっといいランドクルーザーづくり」を掲げており、1995年からダカールラリー市販車部門に挑戦し続けてきました。前回大会では、12年連続の栄冠を手にし、「どこへでも行き、生きて帰って来られるクルマ」としてのランドクルーザーの信頼性を再確認しました。
この挑戦は技術革新とブランドの信頼性向上につながり、さらなる未来へと進むための重要な一歩となります。トヨタ車体のラリーチームが新たに組織され、革新的な技術によって強化されたランドクルーザーで、次の勝利を目指します。
まとめ
トヨタ車体がダカールラリー2026に参加することにより、ランドクルーザーの信頼性と耐久性を再び証明するチャンスを迎えています。新しいルール下での戦いがどのように展開されるのか、注目が集まっています。2026年のダカールラリーは、トヨタ車体の技術と情熱が融合した究極の挑戦となるでしょう。