くつろぎのひととき、姫路東消防署の感謝状贈呈式
2024年9月19日、姫路市にある姫路東消防署で、地域の安全意識を啓発するためのイベントが開かれました。この日は、官学連携事業の一環として制作された火災予防標識のピクトグラムをデザインした学生たちに感謝状を贈呈する特別な日です。消防署はこのプロジェクトを通じて、地域の防災意識を高め、より安全な町づくりを目指しています。
プロジェクトの背景
近年、地域内で火災や事故が発生するケースが増加しており、火災予防意識の向上が求められています。特に、姫路を訪れる外国人観光客の増加に伴い、周囲の文化財における禁止行為を理解してもらうためには、視覚的に分かりやすい情報提供が必要です。そこで、禁煙、火気厳禁、危険物品持込み禁止の三禁標識をピクトグラム化することが決定されました。
ピクトグラムの制作
この三禁標識のデザインを手がけたのは、兵庫県立姫路工業高等学校のデザイン科に在籍する学生たちです。彼らは地域のニーズを考慮しつつ、視覚的に一目で理解できるようなデザインを目指しました。これにより、観光客はもちろん、地域住民にとっても、火災予防の重要性を直感的に感じ取ることができる標識が完成しました。
感謝状贈呈式の内容
感謝状贈呈式は、午後4時30分から姫路東消防署で行われ、地域住民や関係者が集まる中、制作に関与した学生たちが感謝状を受け取ります。出席する学生は以下の通りです:
- - 松田梨良さん
- - 深堀絢汰さん
- - 青田茄乃可さん
この日の贈呈式では、学生たちがデザインを考案する際の苦労やアイデアについて語る場面もあり、来場者にとっても貴重な経験となりました。
インバウンド需要と安全意識の向上
姫路の観光地、姫路城や広峰神社、随願寺などでは、これらのピクトグラムが今後実際に設置される予定です。特に、最近のインバウンド需要によって訪れる多くの外国人観光客に対し、文化財周辺での禁止行為をより明確に伝える手段となります。観光の促進と地域の安全が両立する魅力的な取り組みと言えるでしょう。
今後の展望
火災予防標識のピクトグラム制作は、今後も地域の安全確保に大いに貢献することでしょう。姫路東消防署は引き続き地域の防災意識を高める活動を行い、さまざまなプロジェクトを通じて安全な町づくりに取り組んでいきます。今後の活動にも期待が寄せられます。