エリートアスリートのための感染症対策、新技術MA-T®を活用した取り組み

エリートアスリートを守るためのMA-T®技術

東京を拠点に活動するMcCain Advisory株式会社とEarth Corporationが共同で、アスリート向けの感染症対策プロジェクトを立ち上げました。このプロジェクトは、MA-T®技術を駆使し、選手たちが最高のパフォーマンスを発揮できるようサポートすることを目的としています。

背景と目的

アスリートは日常的に激しいトレーニングや国際的な移動を行うため、感染症のリスクに常にさらされています。特に競技前の減量時や合宿の身体的負担によって免疫力が低下し、感染症にかかりやすくなることがあります。そのため、トレーニングの中断や公式競技の欠場が発生することも少なくありません。実際、日本の国代表選手が感染症の影響で世界選手権を欠場した事例もあります。

これらのリスクを軽減し、アスリートの健康を守るために、MA-T®技術を活用することが期待されています。

MA-T®技術の活用

MA-T®技術は、感染症対策としてすでに車椅子の消毒にも活用されています。パラアスリートにとって、車椅子は単なる器具ではなく、自身の体の一部として機能します。そのため、車椅子の衛生状態はパフォーマンスに直結します。MA-T®は優れた腐食抵抗性を持つため、繊細な車椅子の材料を傷めることなく消毒が可能です。この取り組みを通じて、パラアスリートが競技に集中できる環境づくりを目指します。また、消毒製品の売上の一部はアスリートの活動支援として寄付される予定で、パラスポーツの推進にも寄与することが期待されています。

各企業の役割

Earth Corporationは、MA-T®の開発と供給を担当します。アスリートのニーズに応じた最新の技術サポートを提供し、技術を確立していく役割を担っています。
一方、柔道家である鈴木圭司氏は、自らの経験を活かし、MA-T®のトレーニング環境での実用への評価と指導を行います。選手コミュニティや広く社会に対して、MA-T®の有効性と信頼構築に努めます。
最後に、McCain Advisoryは日本とアメリカの協業体制を確立し、MA-T®のグローバルな認知度向上に向けたPR活動を推進します。スポーツや健康関連メディアへの情報発信を積極的に行う予定です。

今後の展望

この取り組みは、まず柔道のトレーニング環境にMA-T®を導入し、その効果を実証するところから始まります。その後は、他のスポーツ団体や国際競技場への展開も視野に入れています。また、アスリートだけでなく、一般の人々にもMA-T®を提供し、持続可能な社会の実現に寄与することを約束しています。

MA-T®技術について

MA-T®（マッチングトランスフォーメーションシステム）は、日本では初となる酸化制御技術で、必要に応じて微量のラジカルを安定的に生成することが可能です。高い消毒・脱臭性能を持ちながら安全性にも優れており、医療、歯科、介護、食品衛生、宿泊業、航空サービスなど、さまざまな分野で広く応用されています。MA-T®の社会実装を推進するための「日本MA-T産業協会」は、2020年11月に設立され、品質保証や適正使用の認証制度を管理し、業界パートナーとの共同研究やパイロットスタディを行っています。
この技術の取り組みが、国家的にも評価されており、すでに内閣府の日本オープンイノベーション賞など、数々の賞を受賞しています。

鈴木圭司について

鈴木圭司氏は、2004年アテネオリンピックで男子100kg超級の金メダリストであり、オリンピックと世界選手権で異なる体重階級において世界一に輝いた初の男性柔道家です。現在は国士舘大学体育学部の教授として教鞭を執りながら、2021年からは日本代表の監督として、日本柔道のさらなる発展に尽力しています。

McCain Advisoryについて

McCain Advisoryは、アメリカと日本の両国に拠点を持つ戦略コンサルティング会社です。公的政策、国際ビジネス、文化外交の交差点において、独自の戦略を提供することをミッションとしています。各分野での豊富なネットワークを活かし、政府関係、評判管理、国際展開、リーダーシップ開発などのサービスを展開しています。

会社情報