票簿会計センターの新機能が切り開く未来
私立中学校・高等学校や高等教育を対象とした入試分析システム「Newtion」の新機能「コマンドボード」が登場しました。この新機能は、入試や募集活動のデータを簡単に可視化し、戦略的な広報戦略を実現するための強力なツールです。株式会社票簿会計センターが開発したこの機能は、学校の運営に変化をもたらすことが期待されています。
背景と必要性
近年、少子化の影響により学校間の競争が激化し、生徒・保護者が選択する進学先の幅が広がっています。特に「高校の授業料無償化」が進む中、私立学校は他校との差別化や広報戦略の強化を求められています。また、大学では定員割れの問題もあり、限られたリソースでしっかりとした成果を上げる必要があります。こうした環境下で、学校の入試・広報業務には柔軟かつ戦略的な判断が求められるようになってきているのです。
そこで、票簿会計センターは「Newtion」に新しい機能を追加しました。この機能は、事務作業の効率化と精度向上を目指し、職員が本来の教育活動に集中できる環境を整えることを目的としています。
コマンドボード機能の概要
コマンドボード機能は、入試や募集活動で収集したデータを自由に選んでグラフ化する仕組みです。これにより、イベントの効果測定や合格者数の傾向分析など、より戦略的な分析が可能となります。また、入学者数の増加を促すために必要なデータを視覚的に捉えることができます。
「募集活動の結果を見える化したい」「入試状況の推移を把握したい」「特定のイベントと出願の関連性を分析したい」といった様々なニーズに応えるべく、コマンドボード機能では自由に項目を選択してグラフを作成できるようになっています。これにより、入試・広報業務における課題を可視化することが実現しました。
イベント効果の測定
オープンキャンパスや学校説明会、個別相談会などのイベント参加者情報をグラフ化し、出願や合格状況との関連を把握することができます。このデータを元に、来年度以降のイベント内容やタイミングをより効果的に見直すことが可能になります。これにより各施策の成果を数値で把握し、戦略的な改善が促されます。
合格者数を支えるデータ分析
また、合格者数の増減の背景を分析することができ、具体的なエリアからの受験者の動向などを把握できます。これにより、校内報告や理事会への資料作成も迅速かつ視覚的に行えるようになります。説明責任が求められるご時世において、説得力のある情報発信が可能になります。
Newtionとは
「Newtion」は、中学校・高等学校・高等教育の生徒募集や入試業務、さらに入学手続きまでを支援するフルクラウド型サービスです。AI技術を搭載し、入試プロセスの自動化と精度向上を実現することで、今後の生徒募集や入試管理をリードしていくことが期待されています。
会社概要と今後
票簿会計センターは、1981年に設立され、学校法人向けの事務システムや会計業務のアウトソーシングを行なっています。同社は、教育界の効率化を支えるための技術的サポートを常に進化させることで、顧客のニーズに応えています。今後も、Newtionの機能強化を続け、ますます高度化する入試や広報活動を支援していく方針です。
新機能「コマンドボード」が果たす役割は、今後の教育現場における変革への第一歩となるでしょう。