北海道上士幌町で地域おこし協力隊応援クラウドファンディング研修会開催

北海道上士幌町で地域おこし協力隊向けクラウドファンディング研修会開催

11月16日、北海道上士幌町にて、地域おこし協力隊の活動を促進するためのクラウドファンディング活用研修会が開催されました。本研修会は、地域おこし協力隊支援団体JOINと国内最大級のクラウドファンディングプラットフォームCAMPFIREが共同運営する「HIOKOSHI」プログラムの一環として実施されたものです。

近年、地域活性化の手段としてクラウドファンディングが注目を集めており、特に地域おこし協力隊の活動においては、地域課題の解決や地域の魅力発信に大きく貢献しています。本研修会では、そうした状況を踏まえ、地域おこし協力隊員が自身の活動における課題解決にクラウドファンディングを活用できるよう、実践的な知識・ノウハウの提供を目指しました。

研修会は上士幌町生涯学習センター「わっか」を会場に、午後2時から4時まで開催されました。地域おこし協力隊員、OB・OG、自治体職員など、多くの関係者が参加しました。

研修内容は以下の通りです。

北海道エリアにおける地域おこし協力隊のクラウドファンディング活用事例紹介 (14:00-14:30)
- これまで北海道で実施された地域おこし協力隊関連のクラウドファンディングの成功事例や失敗事例を分析し、成功のポイントや留意点を解説しました。具体的には、プロジェクトの企画段階から資金調達、広報活動、リターン設計に至るまでの各段階における成功事例を紹介し、参加者にとって有益な情報を提供しました。
個人ワーク - クラウドファンディングを企画してみよう (14:30-15:30)
- 参加者各自が、自身の活動内容を基に、クラウドファンディングプロジェクトの企画立案に取り組みました。ワークショップ形式で実施され、HIOKOSHI運営事務局と株式会社KITAICHIの担当者から、個別のフィードバックやアドバイスが提供されました。このワークショップを通して、参加者はクラウドファンディングの企画プロセスを体験的に理解し、自身の活動に合わせた具体的な計画を立案することができました。
* 相談タイム (15:30-16:00)
- 研修会後、参加者はHIOKOSHI運営事務局や株式会社KITAICHIの担当者に対し、クラウドファンディングに関する個別相談を行うことができました。参加者からは、資金調達方法、広報戦略、リターン設定など、多岐にわたる質問が寄せられ、担当者から丁寧に回答が提供されました。この相談タイムは、参加者にとって、自身の課題を明確化し、具体的な解決策を見つけるための貴重な機会となりました。

本研修会は、株式会社KITAICHIとHIOKOSHI運営事務局が主催し、北海道上士幌町が運営協力を行いました。登壇者は、HIOKOSHI運営事務局の橋本尚也氏と株式会社KITAICHI代表取締役の佐近航氏です。

株式会社KITAICHIは、「地域のチャレンジャーと共に夢が持てる地域をつくり、なくさない」をビジョンに掲げ、全国の地域活性化に貢献しています。特に、クラウドファンディングの立ち上げや資金調達支援において、高い専門性を有しています。

HIOKOSHIは、JOINとCAMPFIREが運営する、地域おこし協力隊向けのクラウドファンディング活用プログラムです。地域おこし協力隊員の活動を支援し、任期後の活動や起業、定住促進を目指しています。

今回の研修会は、地域おこし協力隊員がクラウドファンディングを活用し、地域活動の活性化に貢献するための第一歩となることを期待しています。