最新刊『探花隠蔽捜査9』
2024-08-28 13:21:43

今野敏『探花隠蔽捜査9』が描く新たな緊迫の警察小説の幕開け

警察小説の新たな傑作、今野敏『探花隠蔽捜査9』



日本の警察小説界の重鎮、今野敏が手掛ける「隠蔽捜査」シリーズの最新刊『探花隠蔽捜査9』が2023年8月28日に発売されました。本作は、警察官僚・竜崎伸也を主人公とし、緊迫した捜査の現場を描いています。シリーズ初登場となる新キャラクター、八島圭介も物語に新たな波乱を呼び込みます。

殺人事件の発生と国際捜査の幕開け



物語は、神奈川県の横須賀基地付近で発生した殺人事件から始まります。竜崎伸也は神奈川県警の刑事部長として、この異常事態に直面します。さらに驚くべきことに、米海軍の要請により、特別捜査官リチャード・キジマが捜査チームに参加することに。アメリカとの日米合同捜査という未知の状況に、竜崎は果たしてどのように対応していくのか。全ての難題を一任された彼の姿勢が、物語の中心に据えられています。

八島圭介の登場とその影響



本作において、もう一つの見どころは新キャラクターの八島圭介です。彼は竜崎の東大法学部の同級生でありながら、その存在感は異様です。八島は前任地での黒い噂が影を落とし、周囲から「奴に気をつけろ」と忠告されるほど。竜崎の印象に残らないほどの彼の存在は、物語にどのような影響を及ぼすのか、興味が尽きません。

難解な状況に立ち向かう竜崎



異例の合同捜査が進む中、竜崎は頭脳と決断力を駆使して捜査を進めます。彼は殺人事件の真相に迫りながら、同時に家族にも深刻な問題が勃発。留学中の長男が逮捕されたとの報せが入るなど、彼の精神的な負担は増す一方です。竜崎はどのようにして家族との関係を築き、また捜査を遂行していくのでしょうか。

読みごたえあるエンターテインメント



「隠蔽捜査」シリーズは、単なる警察小説に留まらず、心理や人間関係の深さも描く奥行きのある作品です。著者の今野敏は、警察官僚としての知識と経験を基に、リアリティあふれるストーリーを展開しています。今回の『探花隠蔽捜査9』もその期待を裏切ることはありません。

読者へのメッセージ



本書の解説を担当した宇田川拓也氏は、ミステリ文学に精通した書店員であり、本作に対する熱い思いを語っています。彼の視点から、この作品が持つ魅力や、シリーズ全体の位置付けについてもぜひ注目してみてください。

書籍情報


  • - タイトル: 探花隠蔽捜査9
  • - 著者: 今野敏
  • - 発売日: 2023年8月28日
  • - 定価: 825円(税込)

今野敏の巧みな筆致で描かれる『探花隠蔽捜査9』。警察小説愛好者はもちろん、緊迫したドラマが好きな方にとっても、見逃せない作品です。ぜひ手に取って、竜崎伸也の奮闘を追体験してみてください。


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会社情報

会社名
.css-zir7v7{font-size:15px;font-weight:600;line-height:1.5;color:rgba(0, 0, 0, 0.7);}株式会社新潮社
住所
東京都新宿区矢来町71
電話番号
03-3266-5220

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