懐かしの映画3作品が待望のDVD化!
新東宝キネマノスタルジアから、1950年代を代表する名作映画がDVDとして発売されることが決定しました。『さすらいの旅路』(1951年)、『雪夫人絵図』(1950年)、『三百六十五夜(総集編)』(1948年)という3作品が登場し、懐かしい映画の魅力を再び体験するチャンスです。これらの映画は、当時のロマンスや葛藤を描き、多くの観客に感動を与えました。
さすらいの旅路
まず紹介するのは、華やかな芸能界を背景にした『さすらいの旅路』。恋人同士の亮一と美津子の物語が、アコーディオン弾きの俊雄の友情を交えながら描かれています。この映画は、中川信夫監督作品で、当時のアイドルとも言える若山セツ子と龍崎一郎が登場し、彼らの情感豊かな演技が観る者の心をつかみます。
音楽も見どころの一つで、服部正が作曲を手掛け、当時の名歌手たちが特別出演。魅力的な楽曲が映像に彩りを添えています。映画の設定は、石川県加賀温泉郷の山中温泉で撮影され、特に河鹿荘の内部でのシーンはエレガントな雰囲気を醸し出しています。恋の物語がいかにして人々を結びつけるのか、彼らの葛藤や友情がどのように展開されるのかをぜひ鑑賞してください。
雪夫人絵図
次に、溝口健二監督による『雪夫人絵図』。この作品は、反発し合いながらも求め合う人間の心理を探求したエロティックなストーリーが特徴です。主人公の雪は、愛と葛藤の狭間で揺れ動きます。映像美と独特な脚本が融合し、観客を魅了します。特に、木暮実千代の演技が際立ち、彼女の内面的な苦しみが伝わります。
この映画は、熱海の起雲閣で撮影されたため、当時の美しい景色を楽しむこともできます。溝口監督ならではの長回しを巧みに使った映像表現が堪能できます。
三百六十五夜(総集編)
最後に『三百六十五夜(総集編)』。これは、運命に翻弄される男女の物語を描いた作品で、昭和の名優上原謙と高峰秀子が共演しています。小島政二郎の同名小説を原作とし、切ない恋愛模様は多くのファンに愛され続けています。小六と照子の舌戦や様々な障害が、感情深く描写されています。
このDVD版では、青い空が印象的な東京と大阪の編が編集されており、同時にそれぞれのストーリーが交差する様子が楽しめます。
発売日と価格
これら3作品は、2025年4月2日(水)に発売されます。価格は、『さすらいの旅路』が4,180円(税込)で、『雪夫人絵図』と『三百六十五夜(総集編)』はそれぞれ3,080円(税込)となっています。
おわりに
懐かしい映画の世界に浸りたい方や、単純に素晴らしいストーリーに触れたい方には、是非この機会にDVDを手に取っていただきたいです。国際放映株式会社及び株式会社ファイヤークラッカーによる販売が行われるため、公式FacebookやYouTubeでも最新情報をチェックできます。懐かしい映画が持つ力を再発見し、心に残る思い出を甦らせましょう。