ドコモ未来フィールドが子どもたちにプロの世界を提供
7月21日、NTTドコモが主催する「ドコモ未来フィールド」の第9弾が、富士スピードウェイで開催されました。このイベントは、子どもたちがプロの世界を体験し、将来の夢や可能性を広げることを目的としています。今年は「ドコモ・チーム・ダンディライアン・レーシング」の協力のもと、全日本スーパーフォーミュラ選手権に参戦する体験が用意されました。
特別な日、特別な体験
この大イベントには、全国から厳選された小学1~6年生の子どもたち20名が参加。午前中は、彼らが普段触れることのないサーキットの魅力を存分に体験しました。最初に向かったのは、グランドスタンドの最上階に設けられた「プラチナルーム」。ここからはコース全体を見渡すことができ、子どもたちはレーシングカーの迫力を心ゆくまで楽しむことができました。
その後、子どもたちは「富士モータースポーツミュージアム」へ移動。この博物館では、過去の名車やモータースポーツの歴史に触れる特別な時間が用意されていました。「この車は知っている!」「普段乗っている車と全然違う!」など、子どもたちの驚きと興奮の声が上がっていました。
プロたちとの交流
続いて、全日本スーパーフォーミュラ選手権で活躍する牧野任祐選手と太田格之進選手とのトークセッションが行われました。子どもたちからは「どうしてレーサーになったの?」や「人気者になるにはどうしたらいい?」といった質問が飛び交い、選手たちが自らの経験を元に答えました。
牧野選手は「様々なスポーツを経験する中で、一番楽しかったのが車の運転だった」と話し、太田選手は「人気者になるには、常に笑顔を心がけることが重要」とアドバイスを送りました。
この後は、ダンディライアンの総監督である村岡潔さんや、ホンダ・レーシングの佐伯昌浩さんとも意見を交わし、モータースポーツやエンジン開発の重要性を学ぶ時間が設けられました。村岡さんは「好きなことを見つけることが、将来的な支えになる」と子どもたちにメッセージを送りました。
サーキットとその裏側
午後は、参加者たちは「DOCOMO TEAM DANDELION RACINGピット」を訪れ、レースの準備をする選手やスタッフの様子を間近で見ることができました。このピット見学では、試合前の緊張感を体験し、サーキットでのリアルな仕事の流れを目の当たりに。さらに、ピットウォークでチームメンバーとの交流を楽しみました。
夢が詰まったレース本番
ついに期待の決勝レースが始まり、シグナルが消えると、レーシングカーが一斉にスタート! 白煙を上げながら鋭い撤退とともに走り出す姿に、観客からは歓声が上がりました。子どもたちも選手たちへの応援を忘れず、レースの熱狂を肌で感じました。
残念ながら、太田選手はマシントラブルに見舞われましたが、牧野選手は序盤から好位置を維持。最終的には5位でゴールし、参加者たちはその活躍に大きな拍手を送りました。モータースポーツに対する関心を高める素晴らしい機会となり、参加した子どもたちも「博物館の見学は楽しかった!」と感想を述べていました。
結び
「ドコモ未来フィールド」は、ただのイベントではなく、夢を描くことの大切さや、プロの世界での努力を学ぶ貴重な場です。今後も多くの子どもたちに、このような経験を提供し、彼らの夢を育む手助けをしていくことでしょう。