中学生を対象にした禁煙セミナーと東京タワーのライトアップイベント

日本医師会は、毎年およそ19万人が喫煙に関連する病気で命を落としている現状を憂慮し、特に若年層への喫煙の危険性を教育するため、中学生向けの禁煙セミナーを行います。このセミナーは、たばこや新型たばこの害について学ぶ貴重な機会です。

加熱式たばこや電子たばこなど、新型たばこが増えている中、特に若者の誤解や誤った認識が問題となっています。「煙が出ないので大丈夫」「ダイエットに効果的」といった主張が広がる中で、実際にはこれらが健康に及ぼす影響やアレルギーのリスクが高いことを理解してもらうことが目的です。

このセミナーは、5月31日（土）に開催される世界禁煙デーに合わせて行われ、東京タワーのメインデッキで実施されます。参加者には無料で東京タワーの展望台を見学できるほか、映画「フロントライン」の鑑賞券やQUOカード、さらには日本医師会の公式キャラクター「日医君」のグッズもプレゼントされる予定です。

講師は、望月友美子新町クリニック健康管理センター産業保健統括部長が務めます。彼女は、東京大学と慶應義塾大学で学び、数々の国際機関での経験を持つ専門家です。喫煙政策やがん予防に関するライフワークを持っており、若者に正しい知識を伝える重要な役割を果たします。

参加希望者は、事前に指定の申込フォームから必要事項を記入して申し込む必要があります。応募者多数の場合は抽選となるため、早めの申し込みが推奨されます。また、参加する場合は必ず親の同行が必要で、参加時間の厳守が求められます。

セミナー後には「すすめよう禁煙！川柳コンテスト」の表彰式も行われる予定です。これに参加することで、楽しくまた真剣に禁煙を考える良い機会になるでしょう。参加者全員は、イベント終了後、主催の松本吉郎日本医師会長との集合写真撮影も予定されており、これらの写真は日本医師会の広報にも使用されます。

このように、禁煙セミナーと共に多くの特典が用意されているこのイベントは、健康に関心を持つ中学生にとって、非常に良い機会です。ぜひ応募を検討してください。