2018年ヒット商品の全貌を解明!
全国の5,000万件に及ぶ購買データをもとに集計された「True Dataランキング2018」が発表されました。このランキングは、スーパーマーケットやドラッグストアにおける売上データを詳細に分析されており、消費者の傾向を読み解く手本となります。
水産缶詰カテゴリの躍進
特に注目したいのは水産缶詰のランキングです。今年「いわし蒲焼(マルハニチロ)」が前年の48位から急上昇し、堂々の2位にランクインしました。サバ缶も人気が高く、全体の売上は昨年同月比でなんと40%も増加しました。この背景には、健康志向や調理の手間を省く時短ニーズが影響していると考えられます。
ビール系飲料その革新
ビール系飲料のランキングでも新たな動きが見られました。7つの新ジャンル商品がトップ10に入り、唯一のビールが「アサヒスーパードライ」という状況です。特に注目されたのは「本麒麟(キリンビール)」で、発売からわずか2か月半の間に9位という快進撃を見せました。
チョコレート市場の動向
チョコレートではロッテの「ガーナ」が1位を獲得。リピート率では「神戸ローストショコラ(江崎グリコ)」が注目されるなど、シンプルな板チョコの人気が際立っています。
冷凍食品の台頭
冷凍食品カテゴリでは、「味の素ギョーザ」が圧倒的な人気を誇り、リピート率も高く、消費者からの支持を得ています。据え置きの消費が続く中、単身世帯の増加や時短ニーズが響いているようです。
ドラッグストアでのヒット商品
一方、ドラッグストアに目を向けると、歯みがき粉のランキングでは花王の「クリアクリーン」が強さを発揮。特に「ホワイト&ホワイト」は40年以上にわたるロングセラー商品で、その人気は根強いです。
口紅市場のトレンドリーダー
リップカラーのカテゴリでは「ちふれ」がトップ10の9商品を占め、トレンドを先取りする価格の安さが話題になっています。特に1位の549番はSNS等でも取り上げられ、注目度が高いです。
まとめ
今年のヒット商品は、消費者のニーズを的確に捉えたラインナップが目を引きます。健康や利便性に配慮した商品が多く、これからの買い物傾向を示す良い例となるでしょう。消費者が求めるものが何かを理解することが、今後の商品戦略に大いに役立つこと間違いありません。