マイボトル利用推進の取り組み
日鉄興和不動産株式会社が推進する「Building 2 Bottle」プロジェクトは、マイボトルの利用を促進することにより、持続可能な社会の実現を目指しています。本プロジェクトは、東京都と公益財団法人東京都環境公社の「サーキュラーエコノミーの実現に向けた社会実装化事業」に採択されました。これを契機に、オフィスでのマイボトル利用の環境整備に力を入れ、利用者の環境意識の向上を図ります。
プロジェクトの目的
本プロジェクトは、オフィスワーカーが持続可能な環境対策に貢献できる仕組みを提供することを目指しています。具体的には、マイボトルを利用することでペットボトルやプラカップなどの廃棄物を削減し、脱炭素社会の実現に寄与することが目的です。
先月、赤坂インターシティAIRのテナント向けに行ったアンケート調査では、232名の社員が参加し、マイボトルを選ぶ理由として「節約のため」と答えた人が36.5%を占めました。「環境への配慮」と回答したのは18.8%でした。一方で、マイボトル利用に関する不安要素として「洗浄が手間」と「衛生面の不安」が挙げられました。これらの課題に応える形で、実践的な環境アクションを提案しようとしています。
プロジェクトの具体的な取り組み
マイボトル洗浄機の設置
象印マホービンと連携し、マイボトル洗浄機をオフィスに設置します。この洗浄機はわずか約20秒で洗浄が可能で、テナント向けプログラムを通じて、利用者が手軽にマイボトルを使用できる環境を構築します。赤坂インターシティAIRに入居する計16社に対して、洗浄機と無料飲料を提供し、社員向けの環境啓発活動を行います。
意思表示プログラム
マイボトルの利用を宣言する「意思表示プログラム」も実施され、宣言数に応じて無料コーヒーを提供します。このプログラムは、利用者の意識を高め、マイボトル利用の促進を狙いとしています。
削減効果の「見える化」
プロジェクトの成果を可視化するため、アート作品の展示も行います。ペットボトル削減量を定量化し、海洋プラスチックを用いたアート作品を展示することで、参加者に具体的な効果を実感してもらいます。
マイボトル洗浄機体験イベントの実施
マイボトル洗浄機の体験を広めるため、2024年9月17日から20日までの4日間、赤坂インターシティAIRで体験イベントを開催します。このイベントでは洗浄機の使用体験や飲料の提供が行われる予定です。
プロジェクト概要
- - プロジェクト名: Building 2 Bottle
- - 場所: 赤坂インターシティAIR
- - 実施期間: 2024年8月26日〜10月31日
- - 主催: 日鉄興和不動産株式会社
- - 連携事業者: 象印マホービンをはじめとする複数の企業
このプロジェクトを通じて、社員が一丸となって環境に優しい行動を実践し、持続可能な社会の実現を目指す姿勢が伺えます。今後の展開が注目されます。