エステーとパソナグループの新たな取り組み
2023年8月29日、エステー株式会社は株式会社パソナグループと新しいウェルネス事業の創出に向けて包括業務提携に向けた基本合意書を締結しました。この提携は、両社が持つ資源や専門知識を活用し、社会課題の解決と健康経営の支援を目指すものです。
プロジェクトの概要
今回のプロジェクトは「ウェルネス事業共創プロジェクト」と名付けられ、特に「かおり」を中核としたウェルネスの分野に特化しています。パソナグループの出展する大阪・関西万博のパビリオン「PASONA NATUREVERSE」内で、エステーが提案した豊かな土をイメージした「土のかおり」を用い、嗅覚に訴える空間演出が行われています。このプロジェクトは、万博が閉幕した後もその理念を継承し続けることが約束されています。
具体的な取り組み内容
提携の下、エステーとパソナグループは以下のような具体的なプロジェクトを進める計画です:
1.
かおりを活用した体験プログラムの開発: 兵庫県淡路島での自然循環型ガーデン「Awaji Nature Lab & Resort」と協力し、農業体験と「かおり」を組み合わせた新たな娯楽や教育の場を提供します。
2.
宿泊施設での「かおり」によるおもてなし: 淡路島の宿泊施設では、「かおり」をテーマにした快適な環境を提供し、訪れる人々にリラックスできる空間を作ります。
3.
ビジネス空間の創造: オフィスや保育施設において、「かおり」を取り入れたプロジェクトを実施し、より良い睡眠環境や働きやすい職場作りを目指します。
健康経営への貢献
この共創プロジェクトは、企業の従業員や地域の住民に対する健康経営の支援を目指しています。エステーは、以前から現在の中期経営計画「SMILE 2027」のもと、ウェルネス領域における解決策を模索してきました。この計画により、”かおり”を通じて心身の健康を促進し、広範囲な社会問題に対処することを目的としています。特に「かおり」を使った健康施策は、五感を刺激し、より良い生活体験を提供することに寄与します。
まとめ
エステーとパソナグループの新たなウェルネス事業は、単なるビジネスモデルの構築に留まらず、社会課題の解決、企業や地域との共創を通じて、持続可能な未来を目指す取り組みです。両社の強みを活かし、支え合いながら進化するこのプロジェクトは、多くの人々に新しい価値を提供することでしょう。今後の展開に大いに期待したいところです。