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ジュエリープラットフォーム「アモンズ」が80億ウォンを調達

韓国のジュエリープラットフォーム「アモンズ」は、楽天ベンチャーズの投資とソフトバンク・ベンチャーズ・アジアからの追加投資により、シリーズBで80億ウォン（約8億円）の資金調達を行うことに成功しました。この資金は、アジア太平洋地域を中心に事業拡大へと活用される予定です。

「アモンズ」は2017年に設立され、6年目を迎えた今、ジュエリー市場にIT技術を融合させた先進的なビジネスモデルを展開しています。特に、2018年から提供を開始したバーティカル・コマース・プラットフォームは、1,600以上のジュエリーブランドが約7万点のアイテムを取り扱うアジア最大級の専門サイトとなっています。

顧客体験の革新が成長の鍵

「アモンズ」の成功の背景には、顧客体験の革新に対する不断の努力があります。2022年度の上半期においては、前年同期比で売上が2倍以上に達し、ユーザー数も90万人を突破しました。2023年内には100万人ヒットも見込まれています。これは、ビジュアルが提供するリッチな顧客体験によって実現されました。特に、商品のレコメンドやブラウジングアルゴリズムに関する特許を取得しており、ユーザーのニーズに応じた提案が可能となっています。

オンラインとオフラインの融合

また、「アモンズ」は、ソウル・江南にあるオフラインストア「amondz lab」と連携し、バーチャルストアも運営しています。このオムニチャネル体験は、顧客にとって非常に利便性の高い買い物の選択肢を提供しています。

加えて、売上が好調な日本市場向けには「amondz JAPAN」、北米市場向けには「byamondz」というブランド名で、それぞれ特化したジュエリー商品を展開。新たな資金調達により、これらの地域での事業展開をさらに加速させていく方針です。

投資家の期待

楽天ベンチャーズのパートナージャン・ニコル氏は「アモンズ」を、ダイナミックな製品ラインアップと革新技術を備えたデジタルネイティブなプラットフォームと評価しています。彼は、K-POPや韓国ドラマで人気を集めているこのプラットフォームが、ミレニアル世代やZ世代に支持されることを強調しました。

また、ソフトバンク・ベンチャーズ・アジアのスミン・チョウ氏は、ビジュアルの急成長を称賛し、韓国国内だけでなく国際市場でも成功を収めることを期待しています。

今後の展望

「アモンズ」を運営する株式会社ビジュアルの最高戦略責任者チェ・ジヒョンは、バーティカルカテゴリーの拡大やリブランディングを通じての多角的成長に力を入れています。今後も持続可能な質的成長を目指すとともに、新市場への進出を加速させる方針です。

顧客体験を向上させるための取り組みは、ジュエリー市場におけるビジュアルの成長の土台となるでしょう。「アモンズ」のこれからの動向には、引き続き注目が必要です。

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