北海道釧路町と北陸銀行、バイウィルが連携しゼロカーボンの実現へ

北海道釧路町と北陸銀行、バイウィルがタッグを組む

2025年3月24日、北海道釧路町、北陸銀行、そして株式会社バイウィルの3者は、カーボンニュートラル及び循環型経済の実現に向けた連携協定を締結しました。出席したのは、釧路町の小松茂町長、北陸銀行の畑山拓也氏、そしてバイウィルの下村雄一郎社長。共同での取り組みを通じて、地域の環境価値の創出と新たなビジネスモデルの構築を目指します。

連携協定の意義

この協定に基づき、3者は以下の3つの分野において協力を進めます。
1. 環境価値に関する情報やサービス、ノウハウの提供。
2. 環境価値を用いた新たなビジネスモデルの創出。
3. 他、協定の目的に貢献する事項。

釧路町の背景

釧路町は、2050年に温室効果ガスの排出量を実質ゼロにすることを掲げ、「釧路町ゼロカーボンシティ2050」を目指しています。この目標に向け、地域の自然環境を利用した省エネルギーや再生可能エネルギーの促進を図っています。また、公共施設の脱炭素化や住民への省エネ啓発活動など、多面的な取り組みを進行中です。

一方で、北陸銀行とバイウィルは2023年5月に、顧客紹介契約を締結し地域の脱炭素化に向けた連携を既に進めています。今回の契約は、北陸銀行から釧路町にバイウィルが紹介されたことがきっかけとなり実現しました。

今後の展開

釧路町の脱炭素化を進めるため、3者は連携を強化し、J-クレジットの創出及び流通の促進に努めます。特に、森林経営を通じてのクレジット創出に着手する予定です。バイウィルはJ-クレジットの登録や申請、モニタリング、販売等の支援を行い、北陸銀行とも協力して「地産地消」の観点から地域の脱炭素化を推進していきます。