「Idemitsu Art Award 2024」グランプリ受賞者決定
この度、出光興産株式会社が主催する公募制の美術賞「Idemitsu Art Award 2024」において、笹本明日香氏の作品『アクセス』がグランプリに選ばれました。この賞は、若手アーティストを支援するためのものであり、70歳以下の作家が対象となっています。今年で53回目を迎え、734名の応募から7点の受賞作品が選ばれました。受賞作品は12月11日から国立新美術館で展示され、一同がその作品を楽しむことができます。
受賞作品とその他の受賞者
グランプリ受賞の笹本氏には、賞金300万円が贈られ、他にも以下の受賞作品が発表されています:
- - 大浦周審査員賞:石田浩美氏の『Container』
- - 正路佐知子審査員賞:松谷博子氏の『silence』
- - 竹崎瑞季審査員賞:桑原春香氏の『光があたる』
- - 菅亮平審査員賞:藤森哲氏の『往日後来図~黒いダイヤモンド~』
- - 学生特別賞:飯田千弘氏の『対岸を見ていた』、唐昊鵬氏の『劇場T』
これらの受賞者は、各々の独自のビジョンと技術を駆使し、印象深い作品を創造しています。
展示情報
「Idemitsu Art Award展 2024」は12月11日(水)から12月23日(月)まで国立新美術館にて開催されます。この展覧会では、53点の受賞・入選作品が展示され、訪れる人々はアートに触れる貴重な機会を得ることができます。入場料は一般400円で、一定の条件を満たす方に対しては無料となる特典もあります。
展示会詳細
- - 会期:12月11日(水)~12月23日(月)※17日(火)は休館
- - 営業時間:10:00~18:00(最終日12月23日は16:00まで)
- - 場所:国立新美術館1階展示室1B(東京都港区六本木7-22-2)
この展覧会は、出光興産が40年以上にわたり支援しているアートの場であり、次世代アーティストの育成を目的としています。これからも、若手作家たちの創造や挑戦を見守り、さらなる成長を支える取り組みが継続されることが期待されます。
受賞者紹介:笹本明日香
笹本明日香氏は、1984年生まれで東京都を拠点に活動するアーティストです。彼女の受賞作品『アクセス』は、162 × 130.3 cmのキャンバスにコラージュ技法で表現されています。制作にあたり、現代社会の中で感じる喪失感や新たな気づきを表に出しました。彼女は「この大きな賞をいただけたことを光栄に思う」とコメントし、自身の作品が多くの人に観られることを喜ばしく思っています。
笹本氏は、今後も展示を増やしつつ、平面アートだけでなく映像作品にも挑戦していく意向を示しています。
美術の未来を見つめて
出光興産が提供する「Idemitsu Art Award」は、才能ある若手アーティストにとって貴重なアプローチとして機能し、彼らが一歩踏み出す手助けとなります。今後、アートの楽しさや価値が広がることを願ってやみません。将来に向けて、若いクリエイターたちのさらなる活躍を楽しみにしています。