沖縄・八重瀬町で始動！自治会と地域企業連携の新ビジネスモデル

自治会と地域事業者が新たなビジネスモデルを提案

沖縄・八重瀬町では、地域共創を目的とした新しい取り組みが始まりました。南城市と八重瀬町は、全国的に持続可能性が問われる自治会の活動と地域を支える中小企業との連携を強化し、新たなビジネスモデルを創出するプロジェクトを立ち上げました。この取り組みの第一弾として行われるのが「第1回港川自治会長杯・新人祭_ホモ・サピエンスフェス」です。

美しい海岸線を拠点にした地域イベント

このイベントは、沖縄本来の美しい自然を舞台に、旧石器時代にルーツを持つ港川自治会との協働で実施されます。特に、南城市と八重瀬町の境界に位置する雄樋川流域では、「港川人」と「サキタリ洞人」といった世界的な学術資産が発見されており、これらの歴史を活かした地域振興が期待されています。

河口にある港川公民館や広場を利用し、多様なアクティビティを展開する予定です。イベントの収益の一部は、自治会や漁協、さらには学術団体に還元される仕組みを持っています。このような取組みは地域経済の活性化に繋がるとともに、参加者に地域愛を植え付ける効果も見込まれています。

多彩なワークショップと交流を楽しむ

当日、参加者はさまざまなワークショップやアクティビティを楽しむことができます。例えば、沖縄の伝統文化を体験できる紅型ワークショップや、砂絵クラフト体験、さらには自然科学に関する体験プログラムが用意されています。

また、カヤック体験やビーチヨガといったアクティビティも盛り込まれており、大人から子どもまで幅広く楽しめる内容となっています。特に、仮装競争は参加者の「らしさ」を競うユニークなイベントであり、観客層を楽しませる工夫も随所に散りばめられています。

地域活動への参加促進

イベント全体を通して、ゴミ持ち帰りやビーチクリーン活動に参加する呼びかけも行われます。このような呼びかけは、地域共創の意識を高めるだけでなく、来場者の意識向上にも寄与するでしょう。

開催日は2025年2月9日（日）、場所は港川公民館および周辺の浜辺や遺跡公園です。また、気軽に足を運べるよう、駐車場も用意されています。地域の方々や旅行者も楽しめるイベントとして、多くの来場を期待しています。

地域の力を借りた持続可能な未来を目指して

このプロジェクトには、南城市と八重瀬町の9団体が協力し、地域間・官民連携体として活発に活動しています。プロジェクト統括責任者を務める江川朋氏は、「自治会も一緒に稼ぐ！」という理念のもと、地域の持つ資産を活用した提案を行う意義を強調しています。このような取り組みは、地域の活性化のみならず、持続可能な社会の実現に向けた重要なステップとなるでしょう。

ぜひ、みなさんもこの新しい試みに参加し、地域とのつながりを深める貴重な体験をしてみてください。