東京センチュリー、アクトワンヤマイチを取得
東京センチュリー株式会社(以下、当社)は、2023年の最新のニュースとして、株式会社アドバンテッジパートナーズ(以下、AP)と共同で、アクトワンヤマイチの全株式の取得を発表しました。この取引は当社がAPファンドと呼ばれる特別目的会社を設立し、出資割合がAPファンドの85.1%、当社が14.9%となっています。
アクトワンヤマイチとは?
アクトワンヤマイチは、1964年に設立された、屋内足場や台車などの建設用軽仮設機材に特化した卸レンタル業者であり、同業界において高い地位を築いています。これまで同社は独自のビジネスモデルを発展させ、多くの顧客に支持されてきました。近年、建設業界では機材管理の外部化や人手不足といった課題が浮上しており、アクトワンヤマイチはそのニーズに対応したサービスを展開することで持続的な成長が期待されています。
特に屋内作業用機材の需要は高まっており、全国に広がる拠点網や豊富な製品ラインナップ、並びに優れたメンテナンス力により、多くの建設業者から信頼を得ています。今後も同社の強力なオペレーション体制により、顧客に不可欠なパートナーとしての役割が期待されます。
共同出資の意義
東京センチュリーとアドバンテッジパートナーズの提携は、2019年10月に戦略的な結びつきを発表したことから始まりました。それ以降、両社は3件の企業投資を実施し、今回のアクトワンヤマイチ取得が4件目となります。この連携により、APグループが持つ広範な経営ノウハウとネットワークがアクトワンヤマイチの成長を支える重要な要素となるでしょう。
特にAPが持つポートフォリオの成長支援は、アクトワンヤマイチの企業価値をさらに高める上で欠かせません。また、当社が実施している営業支援活動や事業パートナーとの新商品開発の支援を通じて、さらなるシナジー効果が期待されます。
環境への配慮と将来展望
アクトワンヤマイチは、「地球環境に配慮した建設用軽仮設機材の卸レンタル事業による社会貢献」を企業理念として掲げています。これにより、社会インフラの整備や技術革新に対応する新たな技術の創出、さらには環境に配慮した循環型経済社会の実現への寄与を目指しています。
今後、東京センチュリーとAPが進めるアクトワンヤマイチへの投資がどのように実を結ぶか、多くの関係者が注目しています。この共同投資の結果として、アクトワンヤマイチがさらなる発展を遂げ、新たな市場機会を開拓することが期待されています。
まとめ
東京センチュリー株式会社のアクトワンヤマイチ株式の取得は、業界に新たな波をもたらす重要な一歩です。地域社会におけるインフラ整備や持続可能な成長に貢献するため、今後の動向から目が離せません。