J-STARプロジェクト
2021-11-09 17:43:22

未来のトップアスリートを発掘する「J-STARプロジェクト」・スペシャルトークイベント開催

未来を担うアスリートたちを発掘するイベント開催



11月8日、日本オリンピックミュージアムで「J-STARプロジェクト 才能(タレント)発掘スペシャルトーク」が行われました。このイベントは、日本スポーツ振興センター(JSC)が行っている「ジャパン・ライジング・スター・プロジェクト(J-STARプロジェクト)」の一環であり、現在「J-STAR 5期生」の募集中です。

J-STARプロジェクトとは?


J-STARプロジェクトは、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会で活躍する未来のトップアスリートを発掘し育成するために設立されました。競技人口の多い競技では、引退後に競技から離れる選手が多い中、潜在的な才能が埋もれないように支援しています。コロナ禍の影響で活躍の場が限られている今、特に注目されるプロジェクトです。

スペシャルトークの内容


この日のトークセッションでは、オリンピックでメダルを獲得した選手たちが登壇しました。見延和靖選手(フェンシング)、白子未祐選手(7人制女子ラグビー)、小松沙季選手(パラカヌー)の3名が、自身の経験を元に語り合う形式で行われました。各選手は高校時代までの競技転向にまつわるエピソードや、現在の競技に活かされる過去の経験について語り、新たにスポーツに挑戦したい若い才能たちへのメッセージを送りました。

  • - 見延選手は、小学校時代に空手、中学校はバレーボールを経験し、フェンシングへの転向を語りました。「新たなスポーツに挑戦する喜びをみんなに知ってもらいたい」との言葉が印象的です。

  • - 白子選手は、バスケットボールとラクロスの経験を活かし、フットワークや戦略形成の重要性について話しました。「目の前にあるチャンスを逃さず挑戦することが大切」と述べました。

  • - 小松選手は、現役バレーボール選手からパラカヌーに出会うまでの道のりを紹介しました。「体力測定のつもりで参加したのがパラリンピック出場へと繋がった。まずは気軽に自分を試してみてほしい」との勧めもありました。

スポーツ界からの視点


トークの後は、競技団体の担当者から、今求められている人材の説明が行われました。日本ウエイトリフティング協会の齋藤里香コーチは、自らの転向経験を踏まえ、「自分の可能性を気軽に試すことができる場がここにある」と強調しました。また、指宿立理事は、パラリンピック競技においても多様な可能性が広がっていることを語りました。

参加の意義


質疑応答の時間も設けられ、参加者が抱える疑問に答える形で進められました。J-STARプロジェクトへの参加者には、資金面だけでなく、指導者によるサポートもあることが特に魅力として挙げられました。自分の成長に合わせた夢を描くことができる環境が整っています。

募集情報と今後の展望


現在、J-STARプロジェクトの5期生を募集中で、参加対象者は満11歳から満20歳の若者です。プロジェクトの詳細や応募方法は公式ウェブサイトで確認できます。

スポーツ界に新たな才能を送り出すこのプロジェクトから、未来のスター選手が誕生することを期待しています。

詳細はこちら

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【ゲストプロフィール】


  • - 見延和靖選手:フェンシング 男子エペ。東京2020オリンピックでは団体戦で金メダルを獲得。
  • - 白子未祐選手:7人制女子ラグビー選手。東京2020オリンピックに出場。
  • - 小松沙季選手:パラカヌー選手。東京2020パラリンピックに出場。現在J-STARプロジェクト4期生。

このように、新たな才能を発掘する「J-STARプロジェクト」は、未来のアスリートたちに多くの機会を提供しています。コロナ禍においても、挫けずに挑戦する姿勢を大切にしてほしいと心から願っています。

会社情報

会社名
独立行政法人日本スポーツ振興センター
住所
東京都新宿区霞ヶ丘町4₋1
電話番号
03-5410-9124

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