陸上養殖の新たな拠点
2025-02-28 11:02:15

千葉県で進化する陸上養殖の未来を担う木造グリーンハウス

千葉県で進化する陸上養殖の未来を担う木造グリーンハウス



社会課題解決型事業を展開する株式会社Seaside Consulting(R)が、2025年2月20日、千葉県鋸南町において陸上養殖専用の木造グリーンハウス「ラボ棟」を概ね完成させました。この施設は、日本版SBIR制度に基づき、陸上養殖の研究開発を行うための重要な拠点となります。

新たな研究の拠点「ラボ棟」



「ラボ棟」は、正式には「Seaside Labo for Aquaculture2.0」と呼ばれ、特許出願を考慮した新型陸上養殖水槽、収穫装置、浄化装置などが設置されます。特に注目すべきは、新型太陽光発電パネル(ペロブスカイト太陽電池、CIS太陽電池)が屋根に設置され、エネルギー効率を高めることが期待されています。

木造のメリット



通常のビニールハウスに比べ、木造のグリーンハウスでは熱の影響を受けにくく、朝の温度上昇が早いとされています。また、木材は海水による腐食に強く、耐火性や湿度調整の機能もあるため、環境に優しい素材として注目されています。さらに、デザインにも配慮し、田園風景に溶け込むよう設計されています。これにより、国産木材の活用を促進し、持続可能な資源利用を助長する、「国産木材をもっと活用すべき」というメッセージを発信しています。

社会的背景と課題



千葉県を含む日本の山林は、過密植林された杉などが多くを占め、50~60年が経過したことで花粉症や獣害などの社会的課題が発生しています。これらの問題を解決するためには、林業からの経済的利益が重要であり、そのための仕組み作りをSeaside Consultingは目指しています。

未来へのビジョン



陸上養殖は、今後ますます重要な産業として成長する見込みです。株式会社Seaside Consultingは、当初のエビ養殖からさらにウナギ、フグ、海水を好むウニなど様々な魚種へと拡大する計画を立てています。今後の展望として、地域内での自給自足の精神を重視し、水産物の輸入に頼らない社会を実現することを目指しています。

持続可能な社会への挑戦



今回の「ラボ棟」の完成は、ただの陸上養殖施設の構築に留まらず、環境や地域社会への配慮も含まれています。堅実な資源の利用を通じて、地方都市の林業振興にも寄与することで、地域経済への大きなインパクトをもたらすでしょう。

株式会社Seaside Consultingは、未来の社会課題の解決を目指し、陸上養殖と木造グリーンハウスの推進に努めてまいります。この挑戦が他の企業への刺激となり、新しい価値の創造につながることを願っています。


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会社情報

会社名
株式会社Seaside Consulting(R)
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