名鉄都市開発初の木造オフィス『kinobi Meieki』が完成
名鉄都市開発株式会社(名古屋市)の新たなプロジェクト、木造オフィス『kinobi Meieki』が2026年6月30日に竣工しました。このオフィスは名古屋駅近くという立地の良さに加え、環境に優しい特徴を備えています。
開発背景と特徴
荷重制限を克服した木造建築
『kinobi Meieki』は、名古屋市西区牛島という地で、鉄道函体直上という荷重制限がある未利用地に建設されました。そのため、木造建築を採用し、大幅な軽量化を図ることで土地の有効利用を実現しました。この革新的なアプローチにより、長らく利用されていなかった場所が新たな経済活動の場となるのです。
地域の木材を利用
建設には岐阜県産の国産木材を基にした「岐阜県木の国・山の国県産材利用促進協定」に従い、地域資源を積極的に活用しました。さらに、名古屋鉄道が保有する森林からも木材を取り入れ、地元経済にも寄与しています。
快適な労働空間の提供
このオフィスは、内部に柱がない大空間を設け、多用途に利用できるラウンジエリアを備えており、自由で快適な働き方を促進します。働く人々がより効率的に、またストレス少なく仕事ができる環境を整えました。
環境への配慮
この物件は、持続可能性を重んじた設計がなされています。建物全体のライフサイクルを考慮し、CO2排出量の削減を実現。具体的には、木造を採用したことで、建設時のCO2排出を33%削減、さらに屋根に設置された太陽光パネルで生成された電力を自家消費し、年間約32,860kgのCO2削減となっています。
これにより、以下の環境認証を取得しました:
- - GBC(ZEB)
- - BELS ★★★★★★(シックススター)
- - CASBEE名古屋 Sランク
利用目的と今後の展開
このオフィスビルは、名鉄ビルサービス株式会社の本社として利用され、同社のイノベーションと持続的な成長を支える拠点となります。そして名鉄グループはこの経験を活かし、他の未利用地への木造建築展開を模索しています。
将来的には、地域密着の機能性を追求しつつ、木材の活用や太陽光発電によるCO2削減の取り組みを通じ、名古屋・中部圏でのサステナブルな社会を実現するデベロッパーを目指していく方針です。
『kinobi』の名の由来
このプロジェクトの名称『kinobi』は、「伸び」「木の美」「機能美」を表現する言葉です。曰く、「木がまっすぐに成長するように、オフィスにでのひとりひとりの成長を支え、自然の美しさを感じさせる空間を提供する」という理念が込められています。
物件概要
- - 所在地: 愛知県名古屋市西区牛島町9番9号
- - 構造: 木造地上3階建て
- - 設計: 飛騨五木株式会社
- - 施工: 株式会社井上工務店
- - 建築面積: 335.10㎡
- - 延床面積: 991.85㎡
- - 竣工日: 2026年6月30日
これからも『kinobi Meieki』がもたらす新しい価値に期待が寄せられる中、名鉄都市開発の挑戦は続いていきます。