EV充電サービスが東京ステーションホテルに登場
テラチャージ株式会社が、東京ステーションホテルに新たに設置したEV充電器のサービスを2024年11月1日から開始します。このサービスは、宿泊するお客様が自分の電気自動車(EV)を充電できる環境を提供し、EVドライバーにとって安心で快適な宿泊体験を可能にします。
EV充電インフラの拡充と背景
日本では2050年のカーボンニュートラル実現に向け、EV(電気自動車)の普及とそれに伴う充電インフラの整備が急務となっています。経済産業省は、2030年までにEV充電器を30万口設置する目標を掲げており、現在は約4万口に留まっているため、さらなる充実が求められています。
全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会によると、2023年3月時点で、EV充電器を設置している宿泊施設の割合はわずか25%であり、大半が出力の低い3kWの普通充電器に限られている状態です。このため、EVオーナーが安心して旅行を楽しむための充電環境が不足しています。
歴史を誇る東京ステーションホテル
東京ステーションホテルは、1915年に東京駅の丸の内駅舎内に開業した歴史あるホテルです。このホテルは、独特の壮麗な建築や当時の最先端技術を駆使した施設として、多くの国内外の賓客に親しまれてきました。特に2003年に設立された国指定重要文化財としての役割を果たしながら、2003年には全面的なリニューアルも行われ、現代的なラグジュアリーを取り入れた再開業を果たしています。そして2025年には開業110周年を迎えます。
エコに配慮した取り組み
東京ステーションホテルでは、環境保護への取り組みを強化しています。今回設置されるテラチャージのEV充電器は、宿泊中のお客様の利便性を高めるだけでなく、地球温暖化対策への貢献も目指しています。ホテル側は、宿泊中の二酸化炭素(CO2)排出を事実上ゼロにするシステムの採用を進めるほか、食料廃棄物の削減にも取り組んでいます。また、地元生産者から持続可能な食材を調達し、地域社会への貢献にも力を入れています。これらの取り組みを通じて、持続可能な世界の実現を目指しています。
テラチャージが提供するサービスの特長
テラチャージは、EV充電器の初期投資から維持、運用費用までを無償で提供する新しい充電サービスを展開しています。このため、日本各地に充電器の設置を拡大しており、故障リスクを抑えるために日本製の部品を使用。また、課金管理機能が充実しており、24時間365日対応できるコールセンターも完備されています。これにより、EVユーザーは安心して充電サービスを利用することができます。
充電器の詳細
今回設置されるEV充電器は、6kW出力の普通充電器2口を備えており、東京ステーションホテル内に位置しています。利用料金は1時間あたり400円(税込)で、手軽に利用できる料金設定となっています。
- - 施設名: 東京ステーションホテル
- - 所在地: 東京都千代田区丸の内1-9-1
- - 充電器仕様: 普通充電器(6kW)2口
- - サービス開始日: 2024年11月1日
- - 利用料金: 1時間あたり400円(税込)
結び
テラチャージが提供する新しいEV充電インフラは、今後ますます普及する電気自動車にとって、宿泊施設における利便性を向上させる大きな一歩となるでしょう。特に、角都内の主要な場所に位置する東京ステーションホテルでの充電が可能になることで、EVドライバーたちの選択肢が広がります。これからの出張や旅行が、一層環境に配慮した持続可能なものになることを期待したいです。