参加型コミュニティサイト「セコリ百景」の登場
2023年、国内モノづくりの新しい形として、「セコリ百景」という参加型コミュニティサイトがリリースされました。このサイトは生産者と消費者がただ商品を売り買いするだけに留まらず、モノづくりの背景やその魅力に共感し、共に体験していくコミュニティを構築することを目的としています。
サイトの構成
「セコリ百景」は、ブログサイトとECサイトの二部構成で成り立っています。ブログサイトでは、作り手の背景や製品がどのように作られているのかに焦点を当て、密着取材を通して伝えていきます。このことで、消費者は日本各地のユニークなモノづくりの風景を知ることができ、またその内容に触発されて関連商品をECサイトで簡単に注文することが可能です。
百景大使制度
特筆すべきは、このサイトに設けられた「百景大使」というコミュニティ機能です。この制度に参加することで、消費者は読者や購入者の枠を超えて、モノづくりに直接関与することができます。具体的には、以下のような活動に参加することができます:
- - 産地や工場ツアーへの参加
- - 作り手との交流会
- - サンプル商品の使用
- - 商品開発会議への参加
百景大使として活動することで、作り手と消費者の距離が縮まり、モノづくりの過程に足を踏み入れることができます。それにより、単に商品を購入するだけでなく、作り手の思いや背景に深く共感できる機会が生まれます。
サイトの運営
「セコリ百景」は、宮浦晋哉氏が代表を務める「Secori Gallery」と、株式会社ブライトルグの大滝洋之氏と那木丈裕氏による協業で実現しました。Secori Galleryでは国内の工場や工房を年間約200社訪れ、記事制作や商品の開発に携わっています。また、ブライトルグはデジタル環境だけでなく、リアルな体験を通じて生産者と消費者を繋げることに注力しています。
未来への展望
「セコリ百景」は、モノづくりの価値を再認識し、製品の背後にあるストーリーや製作者の情熱をより多くの人々と共有していくことを目指しています。このサイトは、ただの販売チャネルではなく、たくさんの人々との交流や経験を通じて、モノづくりの文化を育むプラットフォームとしての役割を果たそうとしています。これからの展開にぜひ注目していきたいと思います。
日本のモノづくりに関心がある方は、ぜひ「セコリ百景」にアクセスして、その魅力を感じ取ってみてはいかがでしょうか。