世田谷文学館 開館30周年記念《ドナルド・キーン展》について
世田谷文学館では、開館30周年を記念して《ドナルド・キーン展》が開催されます。この展示は2025年11月15日から2026年3月8日まで行われ、文化や芸術に対するドナルド・キーン氏の深い愛情を紹介します。特に、彼が愛したオペラや、交流のあった三島由紀夫との関係についての貴重な情報を得ることができる貴重な機会です。
特別連携イベントの詳細
この展覧会を記念して、2つの特別イベントが設けられています。どちらも世田谷文学館の1階文学サロンで行われ、参加者はドナルド・キーン氏の世界に浸ることができます。
第1回「キーンさんの愛したオペラ」
- - 日時: 2025年12月16日(火)18:30開演
- - 内容: トークセッションと特別演奏
- - お話: 池辺晋一郎(せたがや文化財団音楽監督)
- - 演奏者: 種谷典子(ソプラノ)、原田圭(バリトン)、髙瀬さおり(ピアノ)
この回では、キーン氏が特に愛したオペラの名曲を取り上げ、彼のオペラに対する情熱を掘り下げます。演奏される曲には、『ラ・トラヴィアータ』や『フィガロの結婚』など、有名なオペラの曲も含まれています。
第2回「ドナルド・キーンと三島由紀夫 ー近代能楽集を巡ってー」
- - 日時: 2026年1月18日(日)14:00開演
- - 内容: 座談会と能楽演目
- - 座談会パネリスト: 織田紘二(元国立劇場理事)、児玉竜一(早稲田大学演劇博物館館長)、キーン誠己(ドナルド・キーン記念財団代表理事)
- - 演目: 仕舞《熊野》、仕舞《葵上》
この回では、ドナルド・キーン氏と三島由紀夫の関係を掘り下げ、能楽の魅力を再発見する貴重な時間となります。フレッシュな視点から彼らの交友と文化への影響を語ると共に、実際の仕舞の演目も見ることができます。
参加情報と料金
参加料金は、各回の一般チケットが2,500円、セット券は4,500円となります。ちなみに、25歳以下の若者には1,000円の割引もあり、より多くの方に参加していただけるよう配慮されています。未就学児の入場は不可ですが、今後の文化交流の未来を考えると価値あるイベントです。
申込は公式HPからオンラインで受付けており、2025年11月4日から開始予定ですので、興味のある方はお早めにどうぞ。
最後に
世田谷文学館の《ドナルド・キーン展》は、文学と音楽、そして能楽の全てを楽しめる素晴らしいイベントです。特別な機会をお見逃しなく、心からの参加をお待ちしております。