東光レスキュードローン
2020-07-09 13:02:00
秋田発の革新的なレスキュードローン「東光レスキュードローン®TSV-RQ1」
秋田から世界るを変えるドローンの誕生
東光鉄工が開発した「東光レスキュードローン®TSV-RQ1」が秋田で発表されました。このドローンは、3年にわたる開発の結果、耐風性や防水性を備え、さらに浮沈構造も加わった新次元のレスキュードローンです。国内のニーズに応える形で製品化されたこのドローンは、従来の防滴レベルのドローンとは異なり、完全な防水仕様を実現。これにより、災害現場での使用がさらに普及することが期待されています。
防災・減災の新たなパートナー
近年、災害が多様化している中で、レスキュードローンの役割はますます重要性を増しています。特に、東光レスキュードローンは「国土強靭化計画」に寄与することが求められており、そのためにも高性能で多機能な設計が必要です。
TSV-RQ1は、空気抵抗を抑えた流線型ボディを持ち、悪天候時でも安定したフライトが可能です。2021年からの開発で得た知見をもとに、耐風18m/s、IP55の防塵・防水設計を実現しました。これにより、屋外での運用が非常にスムーズになることが期待されています。
革新的な技術の結集
このドローンの特徴は、2重モノコック構造によって実現された気密性です。この設計により、ドローン内部に侵入する水分を防ぎつつ、機体の強度を保つことができます。また、フライトコントローラーも国内製を採用し、信頼性が向上しています。
更に、TSV-RQ1は多彩なオプションも用意されており、用途に応じたカスタマイズが可能です。高感度赤外線カメラや、高輝度LEDライト、ハイパワースピーカー、リリースユニットなど、様々なニーズに応じた機器を設けています。これにより、暗闇や高所からの情報収集や物資の搬送が行えます。
秋田の強風を活かした新たな可能性
秋田県は自然環境を活かした風力発電に取り組んでいますが、その中でドローンの使用も期待されています。今後、81.5万kwの風力発電が見込まれ、メンテナンス作業の効率化が求められています。ドローンはこの機会を捉え、ブレードの点検や資材の運搬に役立つ可能性を秘めています。
社会に貢献するドローン
TSV-RQ1の開発には「地域貢献」や「社会インフラ貢献」という目標が掲げられています。このドローンを利用する地域企業の育成を促進し、地域の雇用の拡大を視野に入れた取り組みが行われています。また、社会インフラの維持やメンテナンスの効率化を通じて、より良い生活の提供を目指しています。
終わりに
私たちの使命は、技術の進化を通じて社会を豊かにすることです。東光レスキュードローンはその第一歩に過ぎません。今後も我々は開発を続け、より多くの人々に安全で安心な未来を提供していく所存です。私たちの手によってこのドローンが命を与えられ、成長していくことを期待しています。これは私たちの挑戦でもあり、ものづくりの醍醐味です。幅広い分野での利用を通じて、社会に貢献していくことが私たちの目指す姿なのです。
東光鉄工株式会社 代表取締役会長 虻川東雄
会社情報
- 会社名
-
東光鉄工株式会社
- 住所
- 秋田県大館市釈迦内字稲荷山下19-1
- 電話番号
-
0186-48-3234