手作りおかず宅配「つくりおき.jp」が5周年を迎え、サービス拡大を発表

手作りおかず宅配「つくりおき.jp」が5周年を迎えました

株式会社Antwayが運営する手作りおかず宅配サービス「つくりおき.jp」が、2025年2月にサービス開始から5周年を迎えることになりました。これを機に、これまでの成長を振り返り、今後の展望について紹介します。

これまでの歩み

「つくりおき.jp」は2020年2月に東京都内の一部エリアでサービスを開始しました。このサービスは、調理経験豊富なシェフと管理栄養士が監修したお惣菜を、自社キッチンで手作りし、冷蔵で自宅まで届けるものです。最初は限られた地域から始まりましたが、サービスの需要が増加する中で、拠点の数を増やし、28の都府県へ提供エリアを拡大しました。

特に2023年7月には「冷蔵×多品種×大量生産」を可能にする製造ノウハウをフランチャイズ化し、さらに多くのパートナーと業務提携を進めています。株式会社串カツ田中と業務提携を結んだことにより、2024年には自社キッチンに加え、4つのパートナーキッチンを持つ7拠点体制に拡大予定です。

この5年間で、提供された食数は累計で1,800万食以上に達しており、急成長を遂げています。特に共働き世帯の増加や宅配食へのニーズの高まりが、この成長を支えています。2024年の売上高は50億円を見込んでおり、前年比143%という驚異的な成長率を示しています。

サービスの進化

「つくりおき.jp」では、現在1,000以上のレシピを週替わりで提供しています。顧客は好きなプランを選び、ご家庭の食事を楽しむことができます。たとえば、週3食プランは9,990円、週5食プランは15,960円とあり、手軽に手作りの味を楽しむことが可能です。また、厨房での調理はすべて冷蔵で行うため、食材の鮮度も保たれています。

今後の展望

サービスのさらなる拡張として、2024年には国内の提供エリアを43都府県にまで広げる計画があり、それに伴い製造拠点も増強されます。また、海外市場への進出も視野に入れ、シンガポールなどでのテストマーケティングを開始する予定です。

代表取締役社長の前島恵氏は、「つくりおき.jp」は事業を始めた当初の小さなサービスから、今や300名以上の従業員と共に成長してきたと語ります。この成長の背景には、「あらゆる家庭から義務をなくす」というミッションに共感してくれる多くの人々がいると感謝の意を示しています。彼は、今後も家庭の料理負担を軽減し、皆がより充実した生活を送れる社会の実現を目指すと信念を表明しました。