帝国ホテル 京都が新たに歩み始める
2026年春に開業予定の「帝国ホテル 京都」が、注目の人事異動を発表しました。2025年4月1日付で、坂田玲子が総支配人に、今城浩二が料理長に任命されることが決定しました。彼らの指導のもと、伝統を守りつつも新たな時代にふさわしいホテル作りが期待されています。
坂田玲子総支配人の略歴
坂田玲子は愛知県出身で、2003年に株式会社帝国ホテルに入社しました。以降、長年にわたり婚礼部門や会員顧客部門に携わり、多くのお客様の人生の重要な瞬間に寄り添ってきました。特に、2020年に東京営業部宴会予約課の課長に任命されて以来、顧客満足度の向上に大きく貢献してきました。
また、彼女は2024年12月に京都開業準備室の室長を歴任し、そこでの経験を活かしながら、帝国ホテル 京都の総支配人として新たな一歩を踏み出します。坂田は自身のスキルを活かし、ホテルの文化や伝統を大切にしつつ、現代のニーズに応えるサービスを提供することを目指します。
今城浩二料理長の経歴
一方、今城浩二は大阪府出身で1996年に帝国ホテルに入社しました。料理の道に進むべく、辻学園調理技術専門学校を卒業後、大阪調理部での経験を経て、2021年には調理課の課長に就任。その間、彼は様々な国際的なコンクールにも挑戦し、2006年にはピエールテタンジェ国際料理賞コンクールで優勝するなど、その実力を証明しています。
2025年4月からは帝国ホテル 京都の料理長として、新たな場所での挑戦が始まります。フランスでの留学経験や高級レストランでの実績を活かし、厳選された素材を使用した独創的な料理を提供することで、ゲストに特別なひとときを提供できるよう努める所存です。
保存と活用、未来への貢献
「帝国ホテル 京都」では、古き良き文化を守りながら新しい価値を創造することを目指しています。特に、京都・祇園にある国の登録有形文化財「弥栄会館」を部分的に保存し、その文化的遺産を大切に引き継いでいく計画も進行中です。坂田と今城が中心となり、このプロジェクトを推進し、貴重なレガシーを未来に繋げる努力を続けています。
新たな宿泊施設としての「帝国ホテル 京都」に期待が高まる中、坂田玲子と今城浩二が創り出す未来の姿に注目が集まっています。彼らのリーダーシップのもと、どのような新しい体験が生まれるのか、今から楽しみです。2026年春の開業が待ち遠しいところです。