映画ファン待望のランキング発表!注目作は『国宝』
2025年6月に公開される映画の中で、特に期待されている作品が、映画評論家や専門家による投票で決まる「月イチ!ぴあテンランキング」で発表されました。今回の1位に輝いたのは、歌舞伎役者の激動の人生を描いた映画『国宝』です。この作品は35ポイントを獲得し、5カ月ぶりに日本映画がトップに立ちました。
『国宝』の魅力とは?
『国宝』は、歌舞伎の世界を深く探求した映画で、監督には李相日が起用されています。出演者には人気俳優の吉沢亮と横浜流星が名を連ねており、彼らの演技合戦も大きな見どころとなるでしょう。評論家の伊藤さとり氏は、「女形で吉沢亮と横浜流星が競い合うというだけで興味が湧く」とコメントを寄せています。このように、キャスティングの豪華さが観客の期待をさらに膨らませています。
また、イソガイマサト氏は、「歌舞伎の世界をどのように映画で表現するのか、その視点に期待が集まる」と語っています。伝統と現代が交差するそのドラマティックな展開が、どのように映像として表現されるのか、楽しみです。
次点は大作『メガロポリス』
続いて第2位にランクインしたのは、フランシス・フォード・コッポラ監督による巨編『メガロポリス』です。自身の私財を投じて製作されたこの作品は、コッポラの集大成とされ、「これが最後の大作かもしれない」との言葉も出ています。この作品のリリースに先駆けて、観客の間での反響も大きく、観賞後はどのような感想が寄せられるのか、期待が高まります。
『F1/エフワン』の迫力あるレースシーン
三位には、ブラット・ピット主演の『F1/エフワン』が選ばれました。モータースポーツの頂点ともいえるF1を舞台にしたこの作品では、圧巻のレースシーンが期待されています。評論家のよしひろまさみち氏は、「キャストバリューでここまで期待させる作品はそうそうない」と評しています。製作には『トップガン マーヴェリック』のチームが関わっていることもあり、その仕上がりに一層の注目が集まっています。
他の注目作も目白押し
ランキングには、他にもいくつかの作品がラインナップしています。『フロントライン』では、新型コロナウイルスの集団感染を取り扱い、社会に対する鋭い視点を持つ映画として注目されています。また、ダニー・ボイル監督と脚本家アレックス・ガーランドが関わる『28年後…』、A24が制作するホラー3部作の完結作『MaXXXine マキシーン』など、多彩なジャンルの映画が揃っています。
このランキングは「ぴあ」アプリを通じて、映画好きの26人の評論家によって票が集計されており、1位には5点、2位には3点、3位には2点のポイントが与えられます。映画ファンにとって、有意義な新作情報を得る貴重な機会となることでしょう。
まとめ
この「ぴあテンランキング」は、映画業界の動向を把握するうえで非常に重要な指標となっています。映画ファンは、これから公開される作品への関心を高め、楽しみに待つことができそうです。新作映画を観る際の参考にぜひしてみてください。
映画に関する詳細情報は「ぴあ」アプリで確認することができます。興味のある方は、ぜひダウンロードして最新情報をキャッチしてみてください。