メキシコでのリニューアル
2025-11-27 12:06:14

世界初!メキシコで実施されたスパイラルエスカレーターのリニューアル工事

メキシコの商業施設で行われたスパイラルエスカレーターのリニューアル



三菱電機ビルソリューションズ株式会社は、メキシコ・サンタ・フェにある商業施設「Liverpool」のスパイラルエスカレーターのリニューアル工事を完了した。この工事は、世界初のスパイラルエスカレーターのリニューアルとして注目を浴びている。

スパイラルエスカレーターの特徴



このスパイラルエスカレーターは、三菱電機が世界で唯一製造している製品で、曲線を描く独特のデザインが特徴である。1992年から設置されているこのエスカレーターは、メキシコ国内で現存するスパイラルエスカレーターのひとつであり、時間が経つにつれて老朽化の懸念が高まっていた。そこで、適切な時期にリニューアル工事を行い、主要部品の交換を通じて性能の向上を図った。

高められた安全性と新機能



リニューアル工事では、安全性や信頼性、快適性を高めるために、制御盤やドライブユニット、安全機器などの主要部品を交換した。また、新たな機能として、利用者がいない時に自動で運転を停止し、省エネを実現する停止待機自動運転機能が導入された。これにより、無人時のエネルギー消費を削減することができた。

デザインの進化



さらに、既存の側板パネルをポリカーボネートからガラス素材に変更することで、老朽化を軽減し、デザイン性を高めることにも成功した。これにより、施設全体の美観や価値が向上することが期待されている。

技術的な挑戦と克服



このリニューアル工事においては、営業中の施設で作業スペースが限られていたため、クレーンの設置や部品の取り扱いに工夫が求められた。それでも、熟練の技術者が現場の状況を的確に判断し、問題を解決しながら作業を進めた。特にスパイラルエスカレーターの独自のカーブに対応するため、部品の微調整を行い、完璧な仕上がりを実現した。

今後の展望



当社は、1985年のスパイラルエスカレーター開発以降、111台のエスカレーターを製造してきたが、今後もリニューアルの需要は高まると見込まれている。そのため、高度な技術とノウハウの伝承を続け、この独特なエスカレーターの安全性と快適性を確保し続ける方針だ。

業界のトップリーダーとして、三菱電機はスパイラルエスカレーターに関する高品質な保守やリニューアルサービスを提供し、世界中の人々に安心で快適な利用を提供していくことを誓う。

まとめ



メキシコのリベルプールで行われたスパイラルエスカレーターのリニューアル工事は、その安全性・省エネ性・デザイン性といった多くの利点を兼ね備え、技術の進歩を示す好例となった。今後も三菱電機の努力に期待が寄せられている。


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会社情報

会社名
三菱電機ビルソリューションズ株式会社
住所
東京都千代田区丸の内2-7-3東京ビル
電話番号
03-6206-5000

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