学生たちの挑戦:『モノクローム・エコーズ』開発秘話
アミューズメントメディア総合学院(AMG)に通う学生たちが、異世界召喚RPG『モノクローム・エコーズ』の開発に参加しました。彼らはキャラクターデザイン学科の在校生で、特にモンスターデザインを担当。制作過程や彼らの思いを通じて、エンタメ業界での成長を感じることができます。
初めての経験、緊張と喜び
キャラクターデザイン学科の2年生、黒木さんは初めてのゲーム制作への参加に対し、緊張感を抱きつつも喜びを感じていました。「迫力あるデザインを手掛けられたことに感激しました。資料を集めながら、モンスターのリアリティを意識してデザインしました。」と語る黒木さん。彼の努力が作品に形を成す様子が、今回の開発では特に評価されました。
自身の作品がゲームに
同じく2年生の荒井さんも、自身の描いたイラストが実際にゲームに使用されるという経験に、喜びと不安を感じました。「自分のイラストがゲームに使われることはとても達成感があります。先方からの参考資料をもとに、モンスターらしい不気味さを意識してデザインしました。」彼女の努力や技術の向上は、実際のプロジェクトを通じて証明されました。
モンスター制作の難しさ
竹島さんは1年生ながら、『モノクローム・エコーズ』に登場するモンスター制作を学びました。「実際に生物の動きや骨格を取り入れ、リアリティを持たせることに苦労しましたが、それがまた楽しかったです。」彼女の言葉には、創造力を駆使することの楽しさと、プロとして必要なスキルを身につける大切さが感じられました。
開発を支えるプロの環境
『モノクローム・エコーズ』は、株式会社サウザンドゲームズによって開発されており、ゲーム制作プロダクションの代表取締役である桑原敏道氏が率いるプロのチームによって進められています。全体のプロセスを見守り、ただ教えるのではなく、実践を通じての学びを重視するAMGの姿勢も大きな特徴です。
彼らの成長に寄与するこのプロジェクトは、AMGの「制作現場が最高の教育現場である」という理念に沿っています。在校生たちは倍率厳しいプロの世界でも通用するスキルを磨くことができ、就職やデビューの道を切り開いています。
教育の理念とAMGの取り組み
アミューズメントメディア総合学院は、1994年に設立されて以来、エンターテインメント業界で活躍できる即戦力の人材を育成することを目指しています。来年には開校30周年を迎えることを記念し、さらなる教育の充実を図っています。学生たちは、企業とのコラボレーションを通じて実際の現場でノウハウを習得し、キャリアを築くための貴重な経験を積むことができます。
ところで、AMGのキャラクターデザイン学科は、学校のカリキュラムの90%を占める実習を通じて、参加学生の技術向上を図ります。授業の課題ではなく、実践的な仕事を通じて育つ個々の才能が、多くの人々に愛されるキャラクターを生み出す基盤となっているのです。
まとめ
このように、『モノクローム・エコーズ』の開発に参加したAMGの在校生たちは、プロの現場でスキルを磨きながら、自己成長を実現しています。彼らの挑戦が今後のゲーム制作にどれほどの影響を与えるのか、楽しみです。