高校生の志望校選びに関する実態調査の結果
株式会社明光ネットワークジャパンが全国の高校生850名を対象に行った「高校生の志望校選びに関する実態調査」において、驚くべき結果が浮かび上がりました。調査の結果、約半数の高校生が「推薦系選抜」を希望していることが明らかになり、進路選択における新たな傾向が読み取れます。
調査の内容と目的
多様化する大学入試制度の中で、自己に合った志望校を選択することがますます難しくなっています。そこで、明光義塾は高校生を対象に、志望校選びにおける価値観や重視するポイント、また保護者とのコミュニケーションの実態について調査を実施しました。これにより、進学を控えた生徒や保護者が後悔のない選択をサポートできることを目指しています。
主要な調査結果
1. 希望する受験方式
約5割の高校生が「推薦系選抜」を希望し、人気の高い受験方式には「一般選抜(63.6%)」が続きます。この結果からは、約半数の高校生が推薦系の受験方式を身近に感じていることが伺え、進学選択の多様性が進んでいることが明らかです。
2. 入試方式の影響
志望校選びにおける入試方式の影響について調査したところ、最も多い回答は「志望校を決めてから入試方式を考える(33.4%)」でした。これは、生徒たちがまずはどの学校に進みたいかを明確にしたうえで、その後に適した入試方式を模索していることを示しています。
3. 情報収集の手段
志望校についての情報収集においては、47.6%の高校生が「オープンキャンパス」を主要な手段としており、大学の雰囲気を直接感じられる機会を重要視していることがわかりました。一方で、大学の公式ウェブサイトや学校からの指導も情報源として活用されています。
4. 保護者とのコミュニケーション
興味深い点として、93.9%の高校生が保護者に相談していることが挙げられます。特に「多様な視点を得られた」という意見が多く寄せられていますが、同時に「学力や成績に関する話題がストレスになる」という声も多く、保護者とのコミュニケーションが選考過程においての課題であることが浮き彫りになりました。
5. 親とのギャップ
最後に注目すべきは、高校生の31.3%が自身の志望校と保護者が望む志望校との間にギャップを感じていることです。「大きなギャップを感じている」との回答もある一方で、「ギャップを感じない」との回答が51.1%に達し、保護者との意見の擦り合わせがうまくいっているケースも多いことが明示されました。
結論
この調査結果から、高校生たちが多様な進路選択を意識しながら、保護者と共に志望校を選んでいる実態が浮き彫りになりました。今後の進路選びにおいては、学校側の支援や、より良いコミュニケーションが益々重要になるでしょう。明光義塾はこのような調査結果を通じて、より良い進路選択のための一助となることを目指しています。
さらなる詳細については、教育情報サイト「明光プラス」でも確認できます。興味のある方は是非チェックしてみてください。