株式会社リチェルカ、『Minimal』の情報管理に「RECERQA Hub」を導入し業務効率化に成功

株式会社リチェルカ、商品の情報管理を強化

株式会社リチェルカは、東京都港区に本社を構える企業で、クラフトチョコレートである「Minimal - Bean to Bar Chocolate -」を展開しています。この度、株式会社βace（東京都渋谷区）に向けて、新たな商品マスタ管理システム「RECERQA Hub」を導入しました。このシステムは、商品の情報を一元管理することで、業務の効率化を図る目的で開発されました。

背景と課題

βaceは、カカオ豆の選定から製造、販売までを一貫して手掛けるクラフトチョコレートブランドです。現在、都内に4つの店舗と2つの工房、さらにオンラインショップを展開し、日々の業務は多岐にわたって行われています。

従来の業務では、スプレッドシートを使って商品情報を管理していましたが、セルや行数の制限、データの横断検索や紐づけの難しさが業務の負担となっていました。各チャネルでの手入力の際には名称の揺らぎや重複が生じ、正確な情報を判断する必要があったため、売上の集計や在庫管理が難航していました。

そこで、全社で「正しい情報」を共有できる場所として商品マスタのシステム化に踏み切り、RECERQA Hubの導入を決定しました。

システムの選定理由

RECERQA Hubは、商品情報を柔軟に管理できるだけでなく、Minimalの運用に求められる独自の要件にも対応できる見込みがありました。また、他のシステムとの自動連携も評価され、採用が決まったポイントとなりました。

導入と運用

導入後、RECERQA Hubを基点として申請、承認、更新のプロセスを一本化しました。日々の「製造→検索→ラベル出力→出荷」といった業務フローは、RECERQA Hubを中心に回るようになり、新商品やバリエーションの申請、情報の更新がスムーズに進むようになりました。

確定した商品情報は、同一名称、同一内容で店舗のレジやECサイトに自動的に同期され、どのチャネルでも統一された情報を維持できる状態になりました。

導入の効果

このシステムを導入したことで、製造や出荷に向けた業務が自然と円滑に進むようになりました。申請や承認作業が一元化され、業務負担の軽減も実現されています。重複登録や入力ミスが減少し、全社でのデータ整合性を迅速に確保できるようになった結果、在庫や販売状況の確認が容易になり、経営判断にも大きな影響を与えています。

インタビュー：導入プロジェクトの成果

導入プロジェクトを通して、RECERQA Hubは設定が非常に簡単で使いやすいと評価されています。対応も迅速で、導入後の柔軟な拡張も迅速に行ってくれるため、ユーザーからの信頼が厚いようです。これからもこのシステムの活用により、業務のさらなる効率化を進めていく予定です。

RECERQA Hubの特長

RECERQA Hubは、テキストや画像などの商品情報を一括管理することができるほか、外部システムとの連携機能も備えています。マスタが整備されていないことで正しい分析ができない、商品情報の登録業務を効率化したいなど、様々な課題を解決できます。

主な機能

1. 柔軟な商品情報管理
商品のバリエーションが異なる場合にも、必要な情報を柔軟に管理可能。画像やPDFなども商品に紐づけることができ、中央集権的な商品データベースの構築が実現。

2. 申請ワークフロー機能
商品管理に必要な申請業務を支援し、履歴管理機能によってガバナンスを強化。

3. 自動連携機能
ECサイトやPOSレジ、在庫管理システムとの自動連携が可能であり、一度接続すればマスタの更新だけで連携先にも自動的に反映。

企業の今後の展望

Minimalの取締役である湊谷航介さんは、RECERQA Hubの導入によって、全社で正しい商品情報を共有できる環境が整い、業務効率や精度が向上したと語ります。これにより、ブランド拡張や事業成長に必要な基盤が整ったと感じています。

リチェルカのCEO、梅田祥太朗さんも、食品メーカーとして商品情報管理の重要性を感じており、今後も支援体制を強化していく意向を示しています。

株式会社リチェルカは、テクノロジーを駆使して業務課題を解決し、今後も継続的な成長を目指しています。