IoTで河川情報配信
2024-03-11 10:00:03
千葉県初、IoT技術活用した河川情報のリアルタイム配信サービス
千葉県でIoT技術を駆使した新サービスを開始
千葉県に本社を置く株式会社広域高速ネット二九六(以下、CN296)が、IoT技術を活用して近隣の河川情報をリアルタイムで配信する新サービスを4月1日にスタートします。このサービスは、河川の冠水や水位センサーからの情報をテレビのデータ放送で提供し、住民に迅速に災害情報を届けることを目的としています。これは日本国内では初めての試みです。
災害情報の迅速な伝達
最近の台風や大雨による自然災害が増えているなか、地域住民に適切な災害情報を素早く伝える方法が求められています。CN296は、一般社団法人日本ケーブルテレビ連盟が推奨する「IoTダッシュボード」と連携し、視聴者にとってわかりやすい情報提供を実現しました。このシステムでは、インターネットやスマートフォンを使用し慣れない高齢者も簡単にテレビのリモコンで確認できるため、使いやすさが強調されています。
IoTダッシュボードの特徴
新たに導入される「IoTダッシュボード」は、射水ケーブルネットワーク株式会社と株式会社ZTVが共同で開発したプラットフォームです。このシステムは、さまざまなセンサーから得たデータをクラウド上に集め、グラフィカルに表示し配信することが可能です。具体的には、水位や雨量、積雪、温度・湿度などの環境データが収集され、視覚的に理解しやすい形で視聴者に届けられます。
テレビを通じた情報提供
今回の新サービスでは、視聴者はテレビ画面を通じてグラフィカルに表示された地図から近隣の河川情報を確認できます。特に、冠水や水位の状態がリアルタイムで表示されるため、災害が発生する前に適切な行動をとることが可能になります。このように、CN296はテレビを利用した、新たな情報伝達の方法を提供することで、地域社会に寄与していく考えです。
今後の展望
CN296は、サービスの内容をさらに充実させるためにAPI連携を行うセンサーを増やし、情報提供のバリエーションを拡大する計画です。これにより、災害発生時の住民へのさらなる支援が期待されます。
まとめ
千葉県のCN296によるIoT技術を活用した河川情報のリアルタイム配信サービスは、地域住民にとって非常に有益な取り組みです。災害時の迅速な情報提供は、個々の安全確保につながる重要な施策であり、今後の運用にも大いに期待が寄せられています。地域密着型の情報提供を通じて、住民の安全が更に高まることを願っています。
会社情報
- 会社名
-
株式会社メディアキャスト
- 住所
- 東京都品川区東五反田5-25-16MLJ五反田ビル3階
- 電話番号
-
03-5449-6701