横山蜃楼展―俳句と巡る四季
明石市立文化博物館では、2025年5月24日(土)から「生誕140年 横山蜃楼展―俳句と巡る四季―」が開催されます。この企画展では、明治から昭和にかけて俳句文化に多大な貢献を果たした俳人、横山蜃楼に焦点を当てています。彼の作品を通じて、四季を感じることができる貴重な機会です。
横山蜃楼は、大阪で活躍した俳人松瀬青々の弟子であり、30歳で所属する倦鳥派の大家となるほどの才能を持っていました。また、彼が1925年に創刊した俳誌「漁火」は、全国的な影響を持ちます。蜃楼は俳人でありながら、緻密なスケッチを描く才能も持っており、本展ではその両方を楽しむことができます。
展覧会の見どころ
1. 自筆作品の展示
展覧会では、蜃楼をはじめ、師匠の青々や同門の俳人の自筆作品が約140点展示されます。これらの作品には、四季折々の情景を詠んだ美しい俳句が並びますが、自筆だからこそ感じられる俳人の個性や息遣いにも注目です。これまでの句集とは異なる生の迫力を感じることができるでしょう。
2. 植物スケッチの展示
さらに、戦火を逃れた蜃楼のスケッチブックには、植物の細密なスケッチが多数収められています。このスケッチには、自然に対する蜃楼の深い思いが込められており、他の俳句作品とともに彼の表現の幅を広げています。俳句に添えられたシンプルな絵には、対象に対する素材を捉える正確さが表れています。これにより、俳句の情景がより鮮明に伝わります。
展覧会概要
- - 名称: 生誕140年 横山蜃楼展―俳句と巡る四季―
- - 会期: 2025年5月24日(土)~7月6日(日)
- - 開館時間: 9時30分~17時30分(入館は17時まで)
- - 会場: 明石市立文化博物館特別展示室(1階)
- - 住所: 明石市上ノ丸2丁目13番1号
- - 電話: 078-918-5400
料金と特典
観覧料は、大人200円、高校生150円、中学生以下は無料です。65歳以上や障害者手帳をお持ちの方は割引がありますので、ぜひご利用ください。
特別イベント
展覧会期間中には、関連イベントとして俳句対談や投句ライブ、ギャラリートークも行われます。参加には事前の申し込みが必要なものもあり、観覧券が必要です。特に俳句対談では、蜃楼と明石の俳句文化についての洞察が得られる貴重な機会となります。
問い合わせ
明石市立文化博物館へのお問い合わせは、電話078-918-5400または公式サイト
こちらからどうぞ。ご参加、心よりお待ちしています。