オンラインフリースクール「SUPER SCHOOL」が変える不登校の風景
特定非営利活動法人ここのばが大阪に展開する「SUPER SCHOOL」。ここでは、不登校の中学生を対象にしたオンライン個別支援が行われています。このプログラムは、生徒が自分のペースで学ぶことを重視し、学びと自信を取り戻すための環境を提供しています。実際の利用者の声を通して、この取り組みがどう変化をもたらしているのかを見ていきたいと思います。
不登校生の親が直面した問題
記事では、ある中学校1年生の息子を持つ保護者の方の体験談が紹介されています。息子さんは小学校4年生の頃から学校に行き渋り、長い間不登校を経験していました。勉強に対しては苦手意識が強く、漢字の書き取りや宿題には手を付けられない日々が続きました。
こうした状況を打開するために、親は「SUPER SCHOOL」の存在を知り、参加を決意しました。「自分のペースで学びたい」という気持ちから、オンラインフリースクールへの一歩を踏み出したのです。
学びへの意欲が復活
プログラムに参加したのち、息子さんには目覚ましい変化が見られました。参加から1~2ヶ月後、長い間停滞していた勉強への意欲が再生し、今では自ら小学校内容を振り返り、さらには理科の先取り学習にも積極的に取り組むようになったのです。
特に注目すべきは、息子さんが自分でタイムスケジュールを立てて、親に言われなくても学習を進めている点です。かつては「行けない」という気持ちがありましたが、今では「自分なりに学べている」という自信を感じるようになったとのこと。最終的には、放課後に学校に行く姿も見えるようになり、登校への第一歩を踏み出すことに繋がっています。
家族だけでは届かないサポートの重要性
保護者としては不安や心配がつきまとう中で、SUPER SCHOOLのスタッフへ相談ができることが大きな助けになったといいます。勉強の促しが親からがではなく、専門のフレンドからのものであったことも、学びのモチベーションを高める一因となったようです。また、中学校での出席認定を受ける際も、学校との連携があり、安心して前に進むことができたとのこと。この点もオンラインフリースクールのメリットといえるでしょう。
趣味を通じた人とのつながり
また、息子さんはマインクラフトが大好きで、以前はほとんど一人で遊んでいましたが、SUPER SCHOOLでのグループ活動を通じて、他の子供たちとのコミュニケーションが生まれるようになったといいます。自然に友達と協力したり、異なる地域の仲間と会話することで、人とのやりとりに対する抵抗が少なくなり、穏やかな関係が築けるようになったとのことです。「安心できる他者との関わり」が生活の中に広がっていく様子は、心温まる逸話です。
お問い合わせ情報
このようにオンラインフリースクール「SUPER SCHOOL」は、多くの不登校生にとって新たな道を切り開く存在です。関心がある方は、特定非営利活動法人ここのばの公式ウェブサイト(
https://coconova.or.jp/)をご覧いただき、担当の百瀬洋介さんにお問い合わせをしてみてください。