藤田観光株式会社が従業員の賃上げと休日増を発表、職場環境の向上を目指す

藤田観光株式会社が新たな施策を発表

2025年4月4日、藤田観光株式会社（東京都、山下信典社長）は、労働組合との春季労使交渉で新たな合意に達しました。これにより、約1,300名の正社員に対し、平均6.3%の賃上げを実施することが決定しました。昨年の実績に引き続き、ベースアップと評価制度の運用に基づく昇給が含まれています。

従業員のエンゲージメント向上に向けて

藤田観光は、この施策を通じて従業員エンゲージメントを高め、安定した人材確保に努めるとしています。具体的には、グループ全体で年間休日数を1日増加させ、働きやすい職場環境を整えるための一環として、有給休暇を半日単位で取得できる制度を新たに導入します。これらの取り組みにより、社員がより安心して働ける環境を目指します。

中期経営計画2028の一環

藤田観光は「中期経営計画2028～Shine for tomorrow, to THE FUTURE」の実現を目指しています。その中で、人材戦略は重要な柱となっています。特に変革に挑戦するマネジメント人材や専門人材を安定的に確保することに焦点を当てており、それによって会社の成長を促進する基盤を築きたいとしています。

藤田観光の歴史と展開

藤田観光は1948年に「箱根小涌園」、1952年には「椿山荘」を開業し、観光業界の先駆けとしての地位を確立してきました。今年は設立70周年を迎え、今後も観光業のあらゆるニーズに対応したコンテンツの提供に努めます。公式サイトでは、各種施設やサービスの詳細が公開されており、全35拠点のワシントンホテルやホテルグレイスリーは特に人気です。ラグジュアリーな体験を提供するホテル椿山荘東京や、ユニークなリゾート施設である箱根小涌園も含まれています。