ルイ・ヴィトンの新作ポケットウォッチ「エスカル・オ・ポンヌフ」が登場！

絶美のポケットウォッチ「エスカル・オ・ポンヌフ」

ルイ・ヴィトンがこの秋に発表した新作ポケットウォッチ「エスカル・オ・ポンヌフ」は、メゾンのハイエンドなクラフツマンシップと独創性を象徴する特別な傑作です。このウォッチは、歴史的な文化の発信地であるパリをテーマにし、特に最古の橋であるポンヌフを讃えています。

旅の続編としての作品

「エスカル・オ・ポンヌフ」は、ルイ・ヴィトンのポケットウォッチコレクション「エスカル・オートゥール・デュ・モンド」の第2弾に位置付けられ、パリの物語とトランク製造の伝統に深く根ざしています。ウォッチには、ジュネーブにある自社の工房でのみ制作される高度なメティエダール技術が活用されており、オートマタ機構とミニッツ・リピーターを搭載。これにより、ただの時計ではなく、まるで小さな芸術作品のような存在感を示しています。

精緻なデザインと機能

「エスカル・オ・ポンヌフ」は、全561個の部品から構成されており、その技術は自社開発の手巻きキャリバーLFT AU14.03によって支えられています。パワーリザーブは8日間で、また、ミニッツ・リピーター機能や、ダイアル上の7つの動くパーツによるアニメーションが施されています。これらの技術の結集は、まさにルイ・ヴィトンの卓越した職人技を示しています。

アートアワークのようなダイアル

このウォッチのダイアル上では、パリの印象的な風景が精緻に描かれています。歴史的なポンヌフ橋やルイ・ヴィトン本社、さらにはトランクを運ぶ荷船といった情景は、手彫りされたエングレービングやエナメルによって命を吹き込まれています。特に、スズメや荷船の動くパーツは、動的な趣を添え、見る者の心を惹きつけます。ダイアルに用いられた独自のエナメル技法によって、その色彩や質感は一層リアルさを増しています。

2つの視点からの魅力

「エスカル・オ・ポンヌフ」は、ダイアルの美しさだけでなく、ケース部分も注目されます。ホワイトゴールドで仕立てられたケースは、アール・ヌーヴォーのエングレービングが施され、サマリテーヌ百貨店のインテリアを彷彿させます。ケースバックには、時計の歴史を感じさせる彫刻が施されており、全く異なる視点からも魅了されることでしょう。

高い完成度を物語る高工芸

このポケットウォッチの製作には、700時間を超える職人による手作業が費やされています。個々のパーツは熟練の技で仕上げられ、細部にまでこだわった技術の結集が顕現されています。特に、エナメル技術やエングレービングには比類ない技術が必要で、これらの工程は単に物を作るのではなく、アートを創造することを意味します。