福岡発、脱炭素化の新たなビジョン
福岡県福岡市に本社を構えるCarbon Xtract株式会社は、2026年8月14日にプレシリーズA(1st Close)による資金調達を成功させました。特に注目すべきは、このスタートアップが持つm-DAC®(膜を利用した直接空気回収)技術で、これにより大気中からCO₂を効率的に回収することが可能です。
この資金調達には、創業経営陣の森山哲雄社長および藤川茂紀CTO、さらにはフェムトパートナーズ株式会社、GxPartners LLP、国立大学法人九州大学が参加しました。この構成により、経営陣が議決権の過半数を保持したことが、迅速な意思決定を促進し、将来的な成長をはかるための新たな経営体制への移行を実現しました。
プロジェクトの背景と目的
当社は、2023年5月に設立され、九州大学の尖端技術を駆使したCO₂分離膜技術を基盤に業界と連携して、技術の実証や共同開発に挑戦しています。しかし、地球温暖化を抑制するためには、より一層の脱炭素化が急務であることが多くの専門家によって指摘されています。そのため、迅速な社会実装を果たすために、今回の資金調達を行いました。今後も、双日株式会社とのパートナーシップを維持しつつ、事業の拡大を進めていく所存です。
資金の使途と今後の展望
調達した資金は、m-DAC®技術の実証実験や量産体制の構築、さらには新たな研究開発や事業運営に必要な人材の確保に充てられる予定です。特に、現行の技術をさらに進化させることで、持続可能な資源循環社会において、炭素を有益なリソースとして認識される未来を目指しています。具体的には、回収したCO₂を農業や飲料用途に活用し、さらに燃料への変換も視野に入れた幅広い利用法を模索しています。
経営陣からのメッセージ
今回の資金調達の発表に対し、森山社長は「新たなスタートを切り、より迅速な社会実装に向けて努力してまいります」とコメント。さらに、藤川CTOは「この技術を確かな製品へ磨き上げることで、新しい未来社会の実現に貢献します」と語っています。
このように、当社は今後も技術の進化と事業の拡大を目指し、脱炭素社会の実現に向けた努力を続けていきます。私たちの活動が少しでも社会に貢献できることを心より願っています。
結論
Carbon Xtractは、ファイナンスの力を活かしつつテクノロジーを通じて地球環境に新たな希望をもたらそうとしています。今後の展開から目が離せません。資金を有効に活用し、社会実装を果たす企業としての役割を果たしていくことを期待しています。