上尾市UDトラックススタジアムに導入される次世代AIカメラ配信サービス

埼玉県上尾市にあるUDトラックス上尾スタジアムに、東日本電信電話（NTT東日本）とNTTSportictが提供した野球専用のAIカメラと次世代型マルチアングルライブ配信サービスが導入されました。これは、東日本エリア初の試みとして注目が集まっています。

この新しいシステムは、アマチュアの野球試合にも対応しており、臨場感あふれる本格的な試合模様のライブ配信ができるようになります。AIカメラ「STADIUM TUBE DoublePlay」は、試合を自動で撮影し、マルチアングルで配信することで、より多角的に試合を楽しめる環境を提供します。

背景と目的

UDトラックス上尾スタジアムでは、年間150以上の試合が行われ、多くの年代や規模の大会が開催されています。しかし、試合の中継や配信は難しく、一般の観客が試合を観るためにはスタジアムに足を運ぶ必要がありました。このため、撮影を行う関係者や家族にも負担がかかっていました。

新たなAIカメラとPTZカメラの設置により、無人で野球試合を撮影し、タブレットを使った簡単な操作で複数アングルに切り替えながら試合を配信できます。これにより、リプレイ映像やテロップ、スコアボードの表示も簡単に行うことができるため、専門知識のない方でも本格的な中継が可能です。

取組みの概略

新たに導入されるサービスの期間は、2025年4月1日から2026年3月31日までの1年間です。設置された機材には、AIカメラ1セットとPTZカメラ2台、マルチアングルライブ配信サービスが含まれています。この取り組みにより、試合のライブ配信だけでなく、希望する団体に対して映像記録の提供も行い、競技力向上に資することが期待されています。

遂行内容

1. AIカメラを用いた無人の自動撮影とライブ配信によって、スポーツ観戦の新たな楽しみを市民に提供。
2. 各団体に対し映像記録を提供し、競技力向上の機会を生み出す。
3. 人気の試合については、有人カメラと実況、解説を加えた更なる本格中継が実現可能です。

今後の展望

NTT東日本とNTTSportictは、スマートスタジアム化を進め、上尾市の地域スポーツの発展を目指しています。この新サービスが、地域スポーツへの関心を高め、観客と選手の距離を縮める架け橋となることでしょう。これにより、アマチュアスポーツの楽しさが広まり、地域の活力向上に寄与することが期待されています。

今回の取り組みは、スポーツの楽しみを広げると共に、コミュニティの結束を強め、地域全体の価値を高める取り組みとも言えるでしょう。それはただの映像配信ではなく、地域の人々が集まり、共に楽しむ新しい文化を生み出すものとなります。>>

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