「まるっと探究」プログラム概要
2025年8月、河合塾グループとNTT東日本が共同で実施する探究学習プログラム「まるっと探究」が、北海道十勝地方と東京都調布市で開催される。このプログラムは、次世代リーダーを育成することを目的に、実際の地域体験と最先端のデジタル技術を融合した学習の場を提供する。
体験学習の目的
参加者は地域の課題を多角的に探究し、デジタル技術を活用してその解決策を考えていく。このプログラムでは、実際に体験や交流を通じて学びを深めていく。3月には札幌市で医療をテーマにしたツアーを初めて開催し、様々な角度から医療について学んだ。これから行われる第2弾の「食と農」編は、北海道十勝エリアでの収穫体験や牛の搾乳などを通じて地域の農業を直接体感する計画が進んでいる。
食と農編の詳細
十勝地方は、高い食料自給率を誇り、広大な土地と豊かな土壌を持っています。この地域での体験では、参加者が実際に収穫や加工、流通に関するプロセスを五感で学ぶことができる。特に、牛の搾乳体験や生乳を使ったアイスクリーム作りなど実践的な活動が予定されている。これらの体験を通じて、地元高校生と共に野菜を売るためのプロモーション活動も行う。
また、卸売市場での競り見学を通じて、農業の現状や市況の動きを理解する機会も提供され、流通に関する知識を深められる。
ビジネス創造編の詳細
一方、東京都調布市で行われる「ビジネス創造編」では、NTTe-City Laboを舞台に、最新のICT技術を体験できる。初日には、ドローンや無人ストアに触れ、社会課題の解決に向けた考え方を学ぶ。2日目には、参加者同士で新しいビジネスアイデアを出し合うワークショップが行われ、NTTの社内起業家からリアルな経験を聞ける。
参加申し込みとスケジュール
「食と農編」は8月2日から5日まで、十勝地方で実施される。オンライン学習は7月28日と8月30日に予定されており、中高生が食と農に関心のある方を対象としている。定員は35名で、申し込みは5月8日から7月2日まで受け付ける。
「ビジネス創造編」は8月18日から20日までの2泊3日の日程で開催され、こちらもオンライン学習が計画されている。対象は起業やビジネスに興味のある中高生で、募集人数は20名。
このような地域体験とデジタル技術に触れる機会は、中高生が直面する社会課題について自ら考え、行動に移すことを促します。将来へ向けた貴重な学びの場をぜひお見逃しなく!
お問い合わせ先
「まるっと探究」に関するお問い合わせは、以下の連絡先までお願いします。
詳細は公式ウェブサイトでご確認ください。