「踊場ほこらのセンターは誰?選挙」始動!
横浜市泉区の地下鉄ブルーライン踊場駅近くに位置する寒念仏供養塔。この歴史的な場所を守るため、地域の方々の協力を得て美装化プロジェクトが立ち上がりました。プロジェクト名は「踊場ほこらのセンターは誰?選挙」。
寒念仏供養塔とその歴史
寒念仏供養塔は1737年に建立されたと言われ、地域の菩提寺で修行していた僧侶たちによって立てられたものです。この塔の周囲には、昔から伝わる猫による踊りの民話が根付いており、そこから「踊場」という地名が生まれたとされています。
変わりゆく環境
地下鉄ブルーラインの開通に伴い、供養塔は1999年に現在の場所に移設されました。その後、25年もの歳月が経ち、塗装の剥がれや看板の文字がかすれているなど、メンテナンスがされていないのが現状です。地元のボランティアの方が、ほこらの清掃に努めていますが、その環境の改善が急務です。
プロジェクトの目的
このプロジェクトは、地域の象徴ともいえる供養塔を保全し、地域の活性化に繋がる活動を目的としています。まずは、美装化に向けたクラウドファンディングを通じて、資金集めを行います。さらに、地域の方々にこの取り組みを知っていただくために、キャラクターの選挙も実施。最高得票を得たネコキャラは萌えキャラとしてグッズ化する予定です。
クラウドファンディングの詳細
このプロジェクトは「name fun」プラットフォームで実施され、支援者にはミニかんなみ猫おどりの参加券などが用意されています。開催が決定すれば、函南町観光協会や地域ケアプラザとの協力により、楽しいイベントが展開される予定です。
また、地域資源として猫おどりのイベントを活用し、全国的なネットワークを形成することも視野に入れています。
地元の声
プロジェクトの推進責任者、石井慎一郎さんは、「地域のシンボルを美装化することで、多くの方々に魅力を再発見してもらいたい」と語っています。また、成功した場合、聖地巡礼としての価値を高め、全国の猫おどりイベントとのつながりも深めていく考えです。
プロジェクトの進捗
今後、掲示場所やプロジェクト期間についての詳細が順次発表されます。現時点では2024年8月31日までの実施が予定されています。
地元の人々の手で作り上げるこの美装化プロジェクトが成功し、地域の伝説が未来に受け継がれることを願っています。こうした取り組みが今後、他の地域にも波及することを期待するばかりです。