Lynxter社のツールヘッドがもたらす革新
株式会社システムクリエイトは、このたびLynxter社のシリコーン3Dプリンター「S300X」向けに、ツールヘッド「LIQ11」と「LIQ21」の個別販売を開始しました。この新しい販売形式は、3Dプリントの効率化とユーザーの使い勝手の向上を目指したものです。
なぜ個別販売が必要だったのか
これまでは、異なる素材の交換時にツールヘッドを分解し、内部を掃除する必要がありました。この作業は時間を要し、生産性の低下を招く要因となっていました。特に、複数の異なる材料を使用する業界では、この手間が大きな問題であったため、システムクリエイトはこの課題解決に乗り出しました。同社の提供するLIQ11とLIQ21のツールヘッドは、それぞれが異なる特性を持っています。
- - LIQ11: 1液のシリコーン及びサポート材専用。
- - LIQ21: 2液混合シリコーン及びポリウレタンに対応。
これにより、ユーザーは材料を変更するたびに両方のツールヘッドを取り替える必要がなく、片方だけの交換で造形が可能になったのです。
画期的な技術、Lynxter S300X
「Lynxter S300X」は、液体積層造形(LAM)技術を採用した画期的な3Dプリンターです。この技術により、1液材料や2液材料を使って自由自在に造形することができます。また、IDEX(独立ダブリングエクストルーダー)システムを採用し、複雑なモデルも高精度で再現可能です。さらにこのプリンターの独自のサポート材は、造形後簡単に取り除けるため、後処理の負担も軽減されます。
システムクリエイトの取り組み
システムクリエイトは、1992年に設立された専門企業で、ものづくりを支援するさまざまなソリューションを提供しています。3Dプリンターやスキャナー、CAD/CAMソフトウェアの販売から技術サポート、トレーニングに至るまで、幅広いサービスを展開しています。また、蓄積された技術や知識を活かして受託造形も行っており、クライアントのニーズに柔軟に応えています。
会社情報
まとめ
新しいツールヘッドの導入により、3Dプリントの領域がさらに広がることが期待されます。ユーザーにとっては、作業効率を上げる革命的な変化であり、より複雑で精密な造形が可能になることで、製品開発の幅も広がるでしょう。Lynxter社の技術の進化に目が離せません!