NECがIOWN Global Forumで「2025 Implementation of the Year」を受賞
NECが、音楽エンターテイメントの新しい形や技術の導入において、国際団体であるIOWN Global Forumから最優秀賞である「2025 Implementation of the Year Award」を受賞しました。この受賞は、同団体が認定した技術証明(PoC)の中で、単に技術の完成度のみならず、社会における価値や持続可能な未来への貢献も総合的に評価し、選ばれた成果です。
この受賞に至るまで、NECはソニーグループ、富士通、住友電気工業、キーサイト・テクノロジーと協力してPoCの実現に取り組んできました。特に、次世代の没入型映像サービスを実現するために、映像酔いを軽減するための技術として、視線追従映像の遅延時間10ミリ秒を初めて実証しました。この成果は、全光路を利用した「オールフォトニクスネットワーク(APN)」による新たな可能性を示しています。
PoCの実証実験は千葉県我孫子市の共創環境「NEC CONNECT」及び、NECの提供するOpen APNに対応した設備を使って行われました。特に使用されたSpectralWave WX-Tシリーズは、IOWN Global Forumの規格に基づき、低遅延かつ高品質なトランスポンダーとして動作します。この技術により、次世代の映像サービスを10ミリ秒以下で提供できることが可能になりました。
この受賞イベントは、ダラスで行われたIOWN GF中期総会の一環として開催され、NECの代表である萱原雅之氏とIOWN GFの川添雄彦氏が関係者と共に記念撮影を行う様子もありました。これにより、NECの技術的成果と国際的な認知度がさらに高まっています。
NECは、IOWN GFのTechnical Working Groupに積極的に参加しており、国内外の多様なステークホルダーと協力を進めています。AIの時代における新たなユースケースの実現を目指し、持続可能な社会の構築に向けて光通信ネットワークの実用化に貢献しています。特に、「NEC Connect Lab」では、IOWNの新しい価値の体験と共創を促進し、相互検証の場を提供しています。
NECは今後も、受賞したPoCや関連技術を活用し、次世代サービスの実現に向けた製品開発と社会実装に邁進していくことを宣言しています。
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