マーケティングリサーチの寺子屋が新たなリサーチャー育成プログラムを始動

マーケティングリサーチの新時代を切り拓く「インサイトアカデミー」

近年、マーケティングリサーチの領域は目まぐるしく変化しています。従来のアンケートやインタビューといった伝統的な手法に加え、ビッグデータの解析を活用した新たな手法が登場し、リサーチャーに求められるスキルセットも多様化が進んでいます。

その中で、アダプティブ株式会社は新たな教育プログラム「インサイトアカデミー」を設立しました。このアカデミーは、変化するマーケティングリサーチの環境に対応できるスキルを持つリサーチャーを育成することを目的としています。

インサイトアカデミーが目指す教育方針

インサイトアカデミーでは、受講者が実践的なリサーチスキルを習得できるように、座学、演習、ワークショップ、実際の調査案件に取り組むプログラムを用意しています。この教育体系を通じて、受講生はリサーチャーとしての基礎から新しい時代に必要なスキル、具体的にはデジタルマーケティング、デザインシンキング、データ解析に至るまでの幅広い知識を得ることができます。

これにより、受講生はマーケティングやリサーチに関わる実務家として自らの能力を高め、現場で即戦力として活躍することが可能となるのです。特に、演習やケーススタディを通じて、受講生自身が直面している業務課題に対処する能力を育んでいきます。

受講対象者と認定制度

このプログラムの受講対象者は、企業や広告代理店でマーケティング・リサーチに携わる方、または市場調査会社の若手リサーチャー、さらにはリサーチャー職を目指す個人です。開講は2016年4月を予定し、卒業生には「Adaptive Insight Professionals（A.I.P）」の認定証が授与されます。このネットワークに参加することで、受講生はコワーキングスペースの利用や勉強会、ワークショップを通じて同業者との交流を深め、さらなる成長を図ることができるのです。

鈴木敦詞氏の役割

このプログラムの推進役である鈴木敦詞氏は、りんく考房の代表であり、かつてはマーケティングエージェンシーとリサーチ会社を経て独立した実力派です。現在、企業へのマーケティングやリサーチに関する研修に加え、大学での非常勤講師としても活動しています。彼の知識と経験は、インサイトアカデミーの受講生にも大いに影響を与えることでしょう。