産学連携の新たな一歩
2024年8月2日、東京都江東区にある東京保健医療専門職大学と世田谷区の株式会社KUMA'S FACTORYが新たな「産学連携協定」を締結しました。この協定は、こどもの発達に関する領域において双方の知見を持ち寄り、より良い育成支援を目指すものです。
協力の内容
東京保健医療専門職大学はリハビリテーション分野に特化しており、作業療法学科では発達障害や心身の発達に関する支援や環境評価に取り組んでいます。この大学が持つ専門的な知識を生かし、こどもたちの発達支援に貢献する活動を展開することが、本協定の主な目標の一つです。
一方、KUMA'S FACTORYは、こども向けコンテンツの制作やワークショップの実施に力を入れており、療育施設や保育施設の空間デザインを行う企業です。両者が協力することで、幅広いこどもたちに対応可能な新しいサービスの開発が期待されています。
具体的な取り組み
この協定に基づく具体的な活動としては、以下の点が挙げられます:
- - 作業療法とアートの融合: 「作業療法×アート」によるワークショップを実施し、こどもの発達感覚を促進します。
- - 環境の評価と調整: 双方の専門性を生かして、環境評価や調整を行います。
- - 学生の現場経験: 学生が現場を体験できる機会を設け、実践的な学びを推進します。
- - 施設のリノベーション: 保育園や療育施設のリノベーションに協力し、共同研究を進めます。
これらの活動により、こどもたちの発達支援に関する知識・スキルを向上させ、現場での応用力を高めることを目指しています。
初のイベントも計画中
協定の第一弾として、2024年8月11日(日)には「大学校舎を活用したライブペインティング」の合同イベントが予定されています。このイベントでは、高校生と大学生が協力し、こどもたちが絵を描く機会を提供します。アートを通じて、こどもの発達支援に関する実践的な学びを得る良い機会です。
- - 日時: 2024年8月11日(日)14:00〜16:00
- - 場所: 東京保健医療専門職大学(江東区塩浜)
教育機関と企業の協力
東京保健医療専門職大学は、2020年に開学して以降、医療系専門職大学としてリーダーシップを発揮し、実務に強い理学療法士・作業療法士の育成を目指してきました。独自のカリキュラムでは、リハビリ医療工学や音楽療法、経営戦略など、多くの専門分野が展開され、学生たちに多様な学びの場を提供しています。
KUMA'S FACTORYは、こどもたちに寄り添った教材やアート教育支援事業を展開しており、こどもたちが学び、遊ぶ環境をより豊かなものにするためのアートワークに取り組んでいます。両者の協力により、こどもたちの教育環境は大きく変化することでしょう。
今後も両者の取り組みに注目が集まる中、こどもの未来のために最適な発達支援と人材育成が期待されています。