2025年6月、リソルホテル上野で特設アート展示開催
東京都台東区に位置するリソル株式会社が運営する『ホテルリソル上野』にて、2025年6月1日(日)から30日(月)の期間、アーティスト安原容子氏による特設アート展示が行われます。この展示では、安原氏の独自の視点から描かれた4点の作品が展示され、アートと旅の出会いを楽しむことができます。
アートギャラリー「Resol Gallery Ueno」
『ホテルリソル上野』のリビングロビーには、アートギャラリー「Resol Gallery Ueno」が併設されています。このギャラリーは、宿泊者だけでなく一般の方も自由に立ち寄ることができ、気軽にアートを楽しむことができる場所とされています。昨年2月から始まったこの取り組みでは、様々なジャンルのアーティストが参加し、油絵や版画など多彩な作品が展示されています。
安原容子氏は、国展の国画賞受賞者であり、東京藝術大学で油画を学びました。彼女の作品は、独特な表現方法や力強いタッチが特徴で、観る者に深い印象を残します。特に彼女が長年テーマにしている「アダムとイブ」を独自の視点で描いた今回の展示では、「楽園のリンゴ、待って」をはじめとする印象的な作品が紹介されます。これらの作品は、彼女が探求する人間の存在や自由への渇望を反映しており、観る人々に様々な感情や考察を促します。
展示期間中は、リビングロビーでの展示が行われ、宿泊者は24時間、一般の方は10時から20時まで自由に作品を鑑賞することができます。また、入場は無料となっており、アートに興味のある方はぜひこの機会に立ち寄ってみてください。
安原容子氏のコメント
安原氏は、学生時代から「人物」をテーマにして作品を制作してきました。彼女の描く作品には、特有な形や動きが表現され、見る者の心に響くメッセージが込められています。特に「アダムとイブ」を題材にした作品は、宗教的な枠を超えた独自の解釈がされており、人間の原罪や自由についての考察がなされています。具体的には、彼らが「知恵の実」を食べることで、私たちがこの世に存在することになったというテーマが反映されています。彼女は、「もっと自由になりたい」という思いを持ちながら技術を磨いており、その成長を楽しみにしています。
展示作品の紹介
展示される作品は以下の4点です:
1.
「ぷかり」 - 女性の横顔と木が描かれ、耳には羽がついており、自由な空間にいることを感じさせます。
2.
「銀河へジャンプ」 - 星空の下で裸婦が跳躍しており、無限の可能性を探索する姿が描かれています。
3.
「みんなおいで」 - 羽のある天使が空から降りてくる裸婦たちを受け入れ、「大丈夫だよ」と語りかける姿が印象的です。
4.
「楽園のリンゴ、待って」 - アダムとイブの物語を描いた作品で、イブがすべての出来事を受け入れる姿が強調されています。
ホテルの取り組み
『ホテルリソル上野』では、これまでもアートを通じて新たな文化の発信を目指してきました。宿泊者にとっては、せっかくの旅行で出会う新しい体験としてアート作品に触れることができ、心に残る思い出となることでしょう。また、旅をする全ての方々のニーズに応え、忘れられない旅の物語を提供するため、今後も様々なイベントや展示を予定しています。
この特設展示を通じて、観客とアートの貴重な出会いが生まれることを期待しています。皆様のご来場を心よりお待ちしております。