ベリサーブとテックタッチの新たな連携
株式会社ベリサーブ(本社:東京都千代田区)は、デジタルアダプションプラットフォームを提供するテックタッチ株式会社(本社:東京都中央区)とパートナーシップを結び、2025年3月6日より「テックタッチ」の販売を開始します。この提携により、両社はユーザーエクスペリエンスの向上を図り、より多くの企業のデジタルシフトを支援することを目指します。
パートナー契約締結の背景
ベリサーブは、40年以上にわたり幅広い製品やシステムのソフトウェアテストと品質向上に寄与してきました。具体的には、スマートフォンやデジカメ、自動車、航空機、エンタープライズシステムなど、1,100社を超える製品に対して第三者検証サービスを実施しています。近年、クライアントからは「システムの使いやすさを改善したいが、コストをかけたくない」という声が増加しています。
そこで、ベリサーブは自社のクラウド型ソフトウェアテスト管理ツール「QualityForward」に「テックタッチ」を導入し、その結果、ユーザーインターフェースとユーザーエクスペリエンスが大幅に改善されることが確認できました。この成功をもとに、戦略的パートナーシップを結ぶことで、両社が協力しながら「テックタッチ」の導入を進めることになりました。これにより要件定義からリリースまで、一貫した支援を提供できるようになります。
「テックタッチ」の特長
「テックタッチ」は、既存のWebシステムにスムーズに組み込むことができるナビゲーション及び分析プラットフォームです。大手企業からスタートアップ、さらには自治体に至るまで、多数の導入実績があります。以下、主な特長を紹介します。
1. ナビゲーション機能
製品画面上にノーコードでナビゲーションを実装でき、ユーザーに伝えたい情報を瞬時に共有することができます。これにより、誤入力や誤操作を未然に防ぐことが可能です。
2. 操作ガイド
新規ユーザーに最適なガイドを提供することで、入力や設定を完了させる前の離脱を防ぎ、スムーズなシステムの利用を促します。必要なプロセスを体系的に整理し、わかりにくい用語についてはポップアップで解説します。
3. 利用状況の分析・可視化
ユーザーの利用頻度や利用時間、利用機能を可視化することで、未活用な機能や効率の悪い操作を特定できます。導入したガイドやツールチップの利用状況を分析し、迅速な改善を行うことで、システムの操作性を向上させることができます。これにより、問い合わせ数を削減し、業務効率を高めることにも寄与します。
関係者のコメント
テックタッチ株式会社代表取締役 CEOの井無田仲氏は、「ベリサーブ様との連携を大変嬉しく思います。両社の技術を活用し、システム活用促進とデジタルトランスフォーメーションを支援していきます。」とコメントしています。
一方、ベリサーブの執行役員である猪野誠氏は、「テックタッチのソリューションを通じて、私たちのクラウドサービスの利便性をさらに高めることを目指します。」と述べています。
企業情報
テックタッチ株式会社は2018年に設立され、デジタルアダプションプラットフォーム「テックタッチ」の開発と提供を行っています。株式会社ベリサーブは2001年に設立され、ソフトウェアテスト及び品質関連の事業を広く展開しています。
この新たなパートナーシップが、今後どのような形でソフトウェア業界に貢献するのか、多くの関心が集まっています。