プロスポーツ選手を支えるリラクゼーションケアの現場を体験
2024年12月10日、和歌山県新宮市のキナン研修センターにおいて、和歌山を拠点とするプロ自転車ロードレースチーム「キナンレーシングチーム」とのコラボレーションで、リラクゼーションケアの実演が行われました。このイベントは、ラフィネグループからのセラピストと教育スタッフが参加し、学生たちが学びを深める絶好の機会となりました。
プロ選手へのサポート
今回の合宿の主な目的は、プロ選手へのリラクゼーションサポートです。整体ナチュラルボディチームから、トレーナーの久木さんと講師の兼氏さんが参加し、動的ストレッチや独自の調整手法を通じて、骨や筋肉、関節の調整を行いました。選手からは「体が軽く感じる」「自分では動かせないところにアプローチされ、とても気持ちよかった」とポジティブな反応が寄せられました。
この取り組みを通じて、プロの選手にとって体を預けることがどれほど繊細で信頼を必要とする行為であるかを実感しました。特に高負荷なレースの後のリカバリーケアの重要性についても、多くの意見が交わされ、選手のパフォーマンス維持に不可欠であることが明らかになりました。
セラピストとしての学び
合宿では、プロチームの専属トレーナーからの指導も行われ、施術内容だけでなく、施術環境にも気を配る大切さを学びました。施術する際は、部屋の温度、明るさ、香り、BGMまで細やかな配慮が求められ、セラピストとしての感性を高める貴重な経験となりました。
安見トレーナーは、選手の食事やサポート業務についても触れました。「レース中はマッサージは行わないが、その前後の補給や準備が重要で、選手が最高のパフォーマンスを発揮するために全力を尽くします」と語り、選手を支える業務の奥深さを実感させられました。
さらに、悪天候の中で選手をサポートする姿勢は、リアルなスポーツ現場での達成感を感じる機会でもありました。
選手との意見交換
選手たちとのディスカッションでは、リラクゼーションケアのタイミングについて意見を交わしました。レース後や移動後のケアが最も効果的で、特にメンタルケアの重要性も浮き彫りになりました。選手にとって、心身を整える時間は欠かせない要素であり、個別の状況を見極めたトレーナーのアプローチが求められます。
学生トレーナーの成長
整体ナチュラルボディの久木さんも、スポーツの現場での施術が筋肉の反応をよく感じられたことで成長を実感したとのこと。大学での経験を活かし、プロスポーツに関わることができた嬉しさを語り、今後もこのような機会に恵まれたいと強く願っています。
リラクゼーションの重要性
プロスポーツの現場は、学生や専門学校の人たちにとって魅力的な場所です。リラクゼーションケアが選手のパフォーマンスに与える影響を実感し、専門家としての成長を目指す機会を少しでも多く提供することを、ラフィネグループは今後も継続します。
まとめ
キナンレーシングチームは、和歌山県と三重県を拠点に活動しています。数々の国内外の大会に参加し、地域に根ざした自転車ロードレースチームとして成長し続けています。この体験を通じて、選手を支えることの大切さを再認識し、今後の活動に繋げていくことを期待しています。